アメンエムハト3世
- アメンエムハト3世 アメンエムハトさんせい (簡易版)
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アメンエムハト3世は、第12王朝の第6代めのファラオにあたる。治世期間を46年とするのは、統治末年を治世46年めと記した同時代のパピルス文書が知られてるためで、確実視されている。
即位年については、B.C. 1860年とされることが多い。しかし、B.C.1842年とも言われ、B.C.1817年とする説もある。ただし、父親で先代のセンウセレト3世の在命中に、共治王として君臨していた時期も長かった、と考えられている。
センウセレト3世も、36年〜39年ほどの長期間ファラオの地位にあった。アメンエムハト3世の共治期間は、20年ほどに渡った可能性も高い。
センウセレト3世の存命中、第12王朝はヌビア地域の混乱を平定した。アメンエムハト3世は、シナイ半島の鉱山採掘に力を入れ、何度も遠征隊を派遣している。
センウセレト3世の在位を証拠付ける碑文類が、エジプト各所で確認されているのに対し、アメンエムハト3世の碑文は、ほとんど全てがシナイ半島の鉱山跡などで発見されている。
在位期間の長さを考えると不思議に思えるが、あるいは、父との共治期間が長かったためかもしれない。
アメンエムハト3世は治世の末期、あるいは息子だったと推測されるアメンエムハト4世を共治王として共同統治した。アメンエムハト3世の娘だった王女ソベクネフル?は、アメンエムハト4世の没後、女王(女性ファラオ)として即位。第12王朝最後のファラオになる。
アメンエムハト3世はダハシュール?に黒ピラミッドを建造させた。ただし、黒ピラミッドは完工されず建造途中で放棄された。
ハワラ?に遺るピラミッドを建造させたのもアメンエムハト3世で、即位15年目に建造に取り掛かった。このピラミッドに近接して設けられたアメンエムハト3世の葬祭殿は、後世、ヘロドトスが「迷宮」と記し古代の世界7不思議に数えられた。また、ピラミッドの周囲は、王族の女性たちの墓域が設けられることになった。
アメンエムハト3世のミイラ自体は発掘されていないが、ファイユーム地方で発掘された神官姿の彫像は、カイロ博物館?に収蔵されている。多くの研究者は、アメンエムハト3世の墓所は、葬祭殿にあったのだが、古代の内に盗掘された、と推測している。
GM向け参考情報
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「増補待ち」。
別称類
主要国の言語
- アラビア語名の音=(調査中)
- 英語表記=Amenemhat III
- フランス語表記=Am?n?m?s III
- スペイン語表記=Amenemhat III
- ロシア語表記=Аменемхет III
- 中国語表記=阿蒙涅姆赫特三世
活用や検討
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キーワード:
参照:[アメンエムハト4世] [センウセレト3世] [歴史上の実在人物] [小辞典ワールド編] [セベクネフェル] [ユーセフ運河] [ハワラの遺跡] [クァルーン湖]