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ベニ・スウェーフ県

ベニ・スウェーフ県 ベニ・スウェーフけん (簡易版)

簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。

アラビア語名の音
Beni Suwayf
英語名
Beni Suwef

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 ベニ・スウェーフ県は、エジプト・アラブ共和国?の県の1つ。県域は、いわゆる中エジプト地方の北域にあたり、ナイル川両岸に渡っている。ただし、県域南部は、西方沙漠の内にかなり張り出している。

 県都ベニ・スウェーフ市は、ファイユーム市の概ね南東でナイル川流域に位置。

 2007年現在、ベニ・スウェーフ県でも、ベニ・スウェーフ市より南の地域は、エジプト当局に「外国人単独行動禁止区域」として扱われている(と、想定)。

【参照イメージ】

やや詳しい情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「交流+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ベニ・スウェーフ県の県域は、アルファベットの大文字“L”を、北を上として左に横倒しにしたような形状。
 南では、ミニヤー県と、東では、アル-バハール・アル-アフマル県?と県域を接している。北では、北東と西端とでギザ県と、北縁中ほどではファイユーム県と県域を接している。
(ファイユームの県域は、ギザ県とベニ・スウェーフ県に挟まれた位置関係にある)
 行政中心地のベニ・スウェーフ市は、首都カイロ市の南119kmほどで、ベニ・スウェーフ県県域北端に位置。ギザ県との県境から遠くない。エジプト他の県同様、大統領に任命された県知事が、中央政庁から派遣され県を統治している。
 地域の環境は、基本的には乾燥地帯だが、半乾燥気候で、気温などが急変することもある。
 ナイル川流域では、灌漑農耕地が開拓されているほか、左岸に灌漑用運河であるユーセフ運河が掘削されている。運河は、ミニヤー県から流れて来て、ギザ県を経由しファイユーム地方に流れていく。
 ベニ・スウェーフ県でも、運河流域での灌漑農耕は盛ん。県域南西部の西方沙漠に突き出したような部分でも、ファイユーム地方との間に灌漑用の水路網が張り巡らされている。ナイル流域ほどではないが、人口も多い。
 主な作物は、綿花、小麦、サトウキビなど。
【参照地図】
小辞典版推奨判定
「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ベニ・スウェーフ県の面積は、1,322平方km。人口、184万人弱(1993年)。(190万人強とも)
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ベニ・スウェーフ県にも遺跡は知られているが、古代エジプトの遺構類はあまり遺っておらず、観光客はほとんど訪れない。

  • 「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値12〜14」
やや詳しい情報 現在のベニ・スウェーフ県のあたりは、古代には上エジプト第20ノモスが設けられていた。
 第20ノモスは、初期王朝時代?の始め頃には、ファイユーム地方もその領域に治めていたようだ。しかし、ファイユーム地方は、かなり早い時期に第20ノモスから分離されたと思われる。
 第20ノモスの首都は、ナイル川西岸で営まれた。これは、古代エジプトの都市の内では少数派。所在は、現在のベニ・スウェーフ市?の西にあたる位置だった。
 初期王朝時代に遡る古代エジプト都市に、ナイル西岸に営まれた例が無いわけではないが、数は多くない。ことに、第20ノモスのように、後世まで盛んだった例は、やはり珍しい。
 第20ノモス首都は、ギリシア語名で「ヘラクレオポリス・マグナ?」、古代エジプト名は、「ヘネン・メスゥト」。地域は、古代には、主に西方の山地からアラバスター(雪花石膏)を産すことで有名だった。
 遺跡地帯は、現在のベニ・スウェーフ市の西方15kmほどでユーセフ運河の西岸に存在する、イフナーシヤ=イル-マディーナ村の近傍。現在の遺跡名は、古王国時代に都市が営まれたが、現在の遺跡名は「イフナーシヤ=イル-キマーン」。
 ここには、古代エジプト時代の遺構は遺っていない。遺跡の現状には、後世のコプト教時代の遺物が少数遺っている程度。
 他に、ユーセフ運河の西には、ヘラクレオポリス・マグナ?のネクロポリスだった遺跡、セドメント=イル-ガバ?が確認されている。

GM向け参考情報

  • GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど

参照地図

捕捉情報

 気候帯は、半乾燥気候に分類されている。

 水路などに、アシ、イグサ、ハスなどの水草が自生繁茂している。灌漑水を確保するため、パワー・シャベルで水草を除去している光景がみられる。気候は、季節の変わり目に、しばしば激変、ことに春先には砂嵐に見舞われることが珍しくない。

人口分布

【参照地図】

 ベニ・スウェーフ県は、面積1,321平方km。人口、184万人弱(1993年)。近年の人口は、190万人を越えたというデータもあるが、こちらは、年次が未確認。平均人口密度は、1993年現在で1平方kmあたり1392人ほど、年次未確認の近年のデータで1438人ほどになる。

 極、大まかな見当としては、エジプト=アラブ共和国の0.13%ほどの県域に、2.5%ほどの人口が集住している見当になる。ただし、人口はナイル川流域などが多く、南西部は県域の内ではやや少なめ、と想定。

交通路

鉄路
 カイロ?からアスワン?に至る基幹鉄路が、ナイル川西岸でベニ・スウェーフ市を経由している。
自動車道
 ギザ?からアスワンへ至るナイル沿いの基幹道路が、ナイル西岸でベニ・スウェーフ市を経由している。
 ナイル東岸沿いに地方道が通ってる。このルートを北上すると、カイロ市街からナイル東岸沿いに伸びた後、大きくカーブして紅海沿岸に至る主要地方道に接合する。南下すると、アシュートでナイルを渡河し、西岸から東岸に移る主要地方度に接合する。
 ギザから西を廻り、ファイユーム?を経由する、主要地方道が、ベニ・スウェーフ市で、基幹道路と交叉している。このルートは、ベニ・スウェーフ市でナイルに架けられた橋を渡り、紅海沿岸方面に伸びていく。
ナイル川の水運
 「ナイル川」の項を参照されたし。

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
  • 2007-01-22 (月) 08:36:17 鍼原神無し : 新たに「ベニ・スウェーフ市」の記事(ページ)を分離。こちらの記事内容も改訂を加え、項目名も変更。
    若干の新規追加情報もあり。
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検討

  • このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
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