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西方沙漠,エジプトの〜

エジプトの西方沙漠 エジプトの せいほうさばく (簡易版)

簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。

英語名
Western Desert of Egypt

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 「エジプトの西方沙漠」は、エジプト=アラブ共和国領内に広がる広義のリビア沙漠を指す広域地域名。

 エジプト領内を、地形や環境から大別する際に、しばしば用いられる。ナイル川流域平地を縁取る渓谷の内、西側の岸壁(渓谷)以西のエジプト領にあたる。

 大まかに、エジプトの領土の2/3ほどを占めている。幾つかのオアシスを除くと、全域が沙漠地帯。

【参照地図】

やや詳しい情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

 エジプトの西方沙漠は、概ね700,000平方kmほどの広さ。北で地中海に面し、東はエジプト-リビア国境に、南はエジプト-スーダン国境に縁取られている。

 西方沙漠東縁は、ナイル流域渓谷を縁取っている西の岩壁をなしている。西方沙漠側では概ね岩地の微高地をなしつつ、場所によっては、比高がさほど高くない岩地丘陵の断続をなしている。

 アル-ワディ・アル-ジャディッド県マトルゥーフ県の県域は、全域が西方沙漠。以下の県も、県域のかなりの部分が西方沙漠に属している。

 ただし、ファイユーム県は、県域のほとんどが沙漠内の大きなオアシス地帯。ギザ県の沙漠地帯にも大きなオアシス(バフレイヤ・オアシス)が存在。

 ベニ・スウェーフ県やミニヤー県の県域には、ナイル川流域部や、ナイル川からの水路で灌漑されている地区もある。


 西方沙漠の地勢は、大局的に見れば南高北低。比高がさほどでもない微傾斜や段差が幾つも重なり、南ほど高くなっている。南西部のアル-ジフル・アル-カビール高地は、およその標高が1,000mほどになっている。

 最も低いポイントは、北縁海岸線の南に位置するクァッターラ低地で、標高−133m。

 西方砂漠は、基本的には風化した岩盤からなり、岩沙漠と砂礫沙漠が優勢だが、数箇所に砂沙漠も広がる。中部西寄りで、リビア領から続いているのが大砂漠(Great Sand Sea)。

 西方沙漠南東縁では、中エジプト地方のアシュート?の南から、アブ・シンベルの北にかけて、縁辺の岩地丘陵の連なりの西に、三日月形の砂沙漠が広がっている。この砂沙漠は東西幅はさほどでもないが、南北長は長い。

 この南東部の砂沙漠と、中部西寄りの大砂漠とが、西方沙漠内の大きな砂沙漠になっている。


 西方砂漠には、大きなオアシスも複数ある。ナイル流域に近く、カイロの南西に位置するファイユーム地方を、西方沙漠のオアシスの1つに数えることもある。沿岸部に近いクァッターラ低地は、塩水が湧き出すため、普通はオアシスとは呼ばれていない。(ただし、希塩水に適応した植生は見られ、野生動物も生息している)。

 北西部では、リビア領のキレナイカ地方から続く微高地(リビア高地)が、海岸近くまで張り出しながら東に行くほど低くなっている。リビア高地の南で、西側にシーワ・オアシス?が、東側にはクァッターラ低地が広がる。シーワ・オアシス、クァッターラ低地の南には、リビア領から大砂漠(Great Sand Sea)広がり、西方沙漠中部西側の概ねを占めている。

 シーワ・オアシスの東南東、ファイユーム地方の西南西に位置するのがバフレイヤ・オアシス

 大砂漠の東に隣接し、西方沙漠の概ね中央部に位置するのがファラーフラ・オアシス。ファラーフラ・オアシスは、バフレイヤ・オアシスの南西に位置する。

 ファラーフラ・オアシスの南東に位置するのがダフラ・オアシス。ダフラ・オアシスの概ね東方にはハルガ・オアシスが位置。ハルガ・オアシスには、アル-ワディ・アル-ジャディッド県の行政中心地が設けられている。

 シーワ・オアシス、バフレイヤ・オアシス、ファラーフラ・オアシス、ダフラ・オアシス、ハルガ・オアシスは、しばしば「西方沙漠の5大オアシス」と呼ばれる。

さらに詳しい情報

  • 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。

 「増補待ち」

GM向け参考情報

 「増補待ち」

参照地図

人口分布

【参照資料】

 2000年の統計に基づく、GPWvr3の人口分布図では、西方沙漠の人口密度は、沿海部の一部とファイユーム地方を除いては、多くが1平方kmあたり1人〜4人か、全くの無人(0人)の表示がなされている。

  • 沿海部で比較的人口密度が高い地域については、「マトルゥーフ県」の項を参照されたし。
  • ファイユーム地方については「ファイユーム地方」の項を参照されたし。

 環境も考慮し、上記以外の西方沙漠では、実際は、人口はオアシスと、その周縁部に集住と想定。沙漠地帯は事実上の無人とする想定を推奨。

 なお、ナイル川流域で高い人口密度の表示がされている部分が、ナイル渓谷の平坦地にあたる。

活用や検討

活用

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