ネパール王国

• シームレス・ワールドの用語解説。
  

中文表記

尼泊爾王國
中文略記=尼泊爾

英語表記

Kingdom of Nepal
英語略記　Nepal

ネパール語名（音写）

N?p?l Adhir?jya
ネパール語名略称　N?p?l

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　「ネパール王国」は、南アジア北部の東寄りで、概ねヒマラヤ山脈?の南斜面を占めていた内陸国。

　18世紀頃地域を統一した王朝が断続していたが、2008年に国民議会の決定で王制が廃され、共和政体の「ネパール連邦民主共和国」に正式移行。「ネパール王国」は、歴史上の国家となった。

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　ネパール王国が領有していた地域は、17世紀初頭、マッラ朝のバクタプル王国と、同じマッラ朝から別れたカトマンドゥ王国、さらに別れたパタン王国の３国に別れていた。

　18世紀半ば過ぎ、ラージプト族の王統を中心にしたグルカ族の王朝、シャハ王朝?が地域を統一。2008年に国民議会の決定て、王制が廃されたのは、このシャハ王朝の王国だった。

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　シャハ王朝のネパール王国は、1951年から立憲君主制の制度を整えたが、1959年に当時の国王マヘンドラ?が、内閣を解散し、国王親政に復古。1962年には政党を禁止する新しい憲法を公布、王党派、民主派、共産派などにより、内紛に近い状態に陥った。

　マヘンドラ王の王位を継いだビレンドラ王?は、複数政党制などを認めた新憲法を1990年に公布したが、2001年に王族と共に暗殺された。王位は、ビレンドラ王の次男だったギャネンドラに継がれたが、国民の間には、王族暗殺事件にギャネンドラ王が関与していた疑惑が強く、治世は当初から不安定だった。

　ギャネンドラ王は、中国からの武器購入、チベット難民事務所の閉鎖、関係者の追放などの、反チベット独立派政策、反インド的な政策、親中国的な政策などを進め、諸派の対立を深めた。さらに2002年に下院解散と首相解任をおこない、事実上の国王親政をはじめた。

　王党派、反王党派で毛沢東主義の非合法共産党武装グループ、民主派といった勢力の対立が強まり、2004年頃から、民主派のデモも激化。2006年頃には、民主は主要７政党が連合、これに王制廃止を条件にして毛沢東主義グループが連携し、ギャネンドラ王は直接統治を断念。

　その後も、国王が新憲法制定などに曖昧だとする政党連合は、抗議活動を続け、結局国王は自ら解散させた議会下院を復活。この議会には、ネパール共産党毛沢東主義派も参加して、2007年１月、暫定憲法を制定。暫定憲法公布段階で、国王の政治的権力はほぼ完全に否定された。

　2008年５月、ネパール議会は共和制を採択し、国名も「ネパール連邦民主共和国」に改称された。

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別称類

主要国の言語

• 英語表記=Kingdom of Nepal
  略称=Nepal（ネパァル）
• フランス語表記=Royaume du N?pal
  略称=N?pal
• スペイン語表記=Reino de Nepal
  略称=Nepal
• ロシア語表記=Королевство Непал
  略称=Непал
• アラビア語名=（調査中）
• 中文表記=尼泊爾王國
  略称=尼泊爾

その他

• ネパール語名（音写）=（調査中）
  略称（音写）=Nep?l（ネパァル）
  （ネパール語は、ネパール連邦民主共和国の国定公用語）

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編
  ⇔ 歴史上の国家、王朝、政権

関連項目

• ネパール連邦民主共和国

資料リンク

• Wikipedia英語版:History_of_Nepal

• 一覧:ネパール
• 一覧:ネパール王国
• 一覧:Nepal
• 一覧:Kingdom of Nepal

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