運試し判定
運試し判定 うんだめしはんてい
例えば、「洞窟内の分かれ道でどちらに進むべきか選ぶのに、何ら手がかりが見出せない場合」、あるいは、「クリーチャーとのランダム・エンカウンター」など、「PCたちの特技や判断とは無関係に、純粋な運の良し悪し」を判断する場合にルールブック同梱の天体カードを使っておこなう判定。
GMがよくシャッフルした天体カードを、プレイヤーは裏返しの状態で引いてく。GMは、引かれたカードの種類に応じた処理をしていく。
「基本型」運試しと、「くじ引き型」運試しに大別される。
「基本型」は単純なカード引き。「くじ引き型」は、一度引いたカードを棄てながら、何度か運試しを繰り返す(ルールブック、p.54)。
ヒーロー・ポイント《夢と希望》を使用できれば、次のような処理を実行できる。プレイヤーの選択であり、前提条件さえ満たされていればGMも拒否できないのが原則(ルールブック、p.56)。
- 運試しを引き直す
- 運試し判定の結果を大失敗(羅喉)に変更する
補足
基本型運試しの使い方の例示はルールブックの公開情報第17章のリプレイ内にある。例えば、p.178や、p.185。戦略など関係しないが、妙に盛り上がるので、シナリオ序盤で使うと、緊張をほぐす効果を期待できる。
ただし、あまり多用すると、ゲームの緊張感が変質してしまうし、プレイヤーの不満が昂じることもあり得る。
例えば、洞窟内の道選びには、プレイヤーには「生存+直観」判定という選択肢がある。クリーチャーとのランダム・エンカウンターにも「警戒+直観」判定という選択肢がある。
ルールブックでは「PCたちの特技や判断とは無関係に、純粋な運の良し悪し」を判断する場合に運試し判定を使う、とあるが、GMはさらに、シーンの物語上の性質も併せて考慮し、運試し判定を使うか使わないかを検討するといいだろう。
運試し判定の関連用語
大失敗だいしっぱい
運試し判定での処理では、大凶星(羅喉)が大失敗にあたることになっている(ルールブック、p.54)。
大成功だいせいこう
運試し判定での処理では、上昇星(太陽)が大成功に相当する(ルールブック、p.54)。
活用や検討
活用
夢の演出に使ってるGMいるよ。「悪い結果が出ても直接被害はありません」とか断った後、宿営地でPCが寝てる担当プレイヤーが1枚ずつひいて、カードに応じた夢で、先の手がかり曖昧に暗示してる。
- 夢の演出に使うのは、ルールブック掲載のリプレイにある「共感判定」の結果でイメージを伝える使い方(p.180)の応用だな。
運試しは「状況を構成する要素がPLの心の掛け金にひっかからない形であるために進行が膠着する」ことを回避するために「ゲーム的な手続きを踏んだ上で状況を揺り動かす」機能だと理解しています。
- 大凶星と凶星と上昇星と4つの陰謀組織を暗示する星から成る点に注目して、「陰謀組織NPCとの第一種接近状態」「多少不利な状態」「とても不利/トンチキな状態」へとシフトさせてしまうことが多いです。「不利な状態」といっても、プレイヤーの考え方やPCの能力、星座カードによっては組し易い状態にもなりえるもんですし。
検討
- 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)
キーワード:
参照:[電脳技能] [生命の器(限定情報以上級設定)01] [記録装置,装備パックBの〜] [至高体験] [電子工具類,装備パックの〜] [チップス集] [生命の器(限定情報以上級設定)02] [行動判定] [電動工具類,装備パックの〜] [大成功] [天体カード] [サッド] [一般工具類,装備パックの〜] [小辞典] [小辞典ルール編] [オーパーツ] [中型工具類,装備パックの〜] [チップス,専用ゲームカード、パウチ処理の〜] [チップス,専用ゲームカードのダミー作成の〜] [小辞典道具編] [登山用装備類,装備パックの〜] [サバイバル・キット,装備パックの〜] [ブルーローズ・ネクサス] [ベーシックP.O.D.] [大失敗] [解錠道具,装備パックの〜] [専用ゲーム・カード]