地殻
記事内容、追加調査中の暫定版です。
- 英語表記
- Crast
- フランス語表記
- Cro?te terrestre
- スペイン語表記
- Corteza terrestre
- ロシア語表記
- Земная кора
- アラビア語名
- (調査中)
- 中文表記
- 地殻
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「地殻(Crast)」とは、「地球?の固体部分の表層」を意味する。陸地部分だけでなく、海底も含む。
- 【参照地図】
- 地殻の概念図(Wikimedia Commons)
図中の1が「地殻」。2は「海洋」で、3は「マントル」。
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小事典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値=8〜10」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「地殻」は、「地球の固体部分の内、マントルよりも上層」にあたる。
- しばしば「卵の殻」のような連想がもたれるが、イメージとしてはむしろ「リンゴの皮」のようなイメージの方が近い。
(“crast”は、元は「パンの皮」などを意味する言葉で、多くの場合、「フランスパンの皮」のように、「より柔らかい内部を包んでいる、より硬い皮」がイメージされる) - 地殻の厚さは、エリアによって異なるが、概ね6km〜70kmほどで、地球の直径に比べれば、まさに「皮」程度の比率しか持っていない。
- また、「卵」と異なって、地殻の下のマントルは、地殻よりも固く密度も高い。地球研究でしばしば「マントルの対流」が言われるが、これは数千万年オーダーで推定される大きな動きで、実際はマントルも固体層と推定されている。
(粘性を持った流体であるマグマは、基本的には溶融した地殻であり、マントルではない) - 地殻は、通例、海底を構成する「海洋性地殻」と、大陸部などに見られる「大陸性地殻」とに大別される。
- 海洋性地殻は、平均的な厚さが6km〜7kmほど。上層は堆積物だが、その下は主に玄武岩や斑れい岩からなる。
- 大陸性地殻は、平均的な厚さがおよそ30km〜40kmほど。ただし、ヒマラヤ山脈やチベット高原など、大規模な山地では60km〜70kmほどになっている。
- 比較すると、海洋性地殻の方が大陸性地殻よりも密度が高い。
- 小事典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値=10〜12」
- やや詳しい情報 大陸性地殻では、「表層の堆積物の下は、大局的に見ればほぼ均質」と考えられている。しかし、鉱物の種類や組織には局所的偏りはあり、地層?や岩脈を成している。また、マグマ溜まり?などもある。
- 地殻の厚さや構造は、地中で人工的に爆発を起こし、人工地震波の伝播速度を調べることで測定できる。海底地殻の厚さも、海上で起こした爆音が伝わっていく速度を調べることで測定される。
- 地震波の伝わる速度は、地殻と地殻のさらに下のマントルとで不連続に変化する。このことは、クロアチア出身の地震学者モホロヴィチッチが、1909年に発見した。その後、地殻とマントルとの境界面が、「モホロヴィチッチ不連続面?(モホ面)」と呼ばれるようになった。地震波や人工地震波の伝播速度を調べることで、地殻の厚さを計る手法は、モホ面の性質を利用したもの。
- 「地殻」のより正確な定義は「モホロヴィチッチ不連続面より外部の地球固体層」、あるいは「地球の、マントルより外殻の固体層」になる。
- しばしば、地殻の厚さが場所によって異なる様子を簡略化して、「大きさの異なる氷が水に浮かびながらひしめいている様子」に喩えることがなされる。この喩えでは、水がマントルにあたり、氷が地殻にあたる。
(実際の地殻は、プレート移動などの影響を被り、もう少し複雑な動態構造の一部をなしている)
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。
地殻の概要を煎じ詰めれば、次のように言うこともできます。
- 海底の地殻は比較的薄くて、6〜7kmも掘り進むことができればもうマントル上層。
- 地上では、山脈や高原など、高度が高いとこほど、その下の地殻も高度に応じた厚みをもっている。
つまり、「謎の地底都市」みたいな設定をする時は、山脈や高原などから地中にもぐって行った方が、大きな空間を想定しても不自然さが減る、ということになります。GMもイメージし易いし、プレイヤーにも納得し易いでしょう。
もちろん、「ブルーローズ」では、海底にトンネルを潜って行っても、「実は途中でポケット・ユニバース?に続いていたので、リアル・ワールドの地殻の厚さに無関係な広さの別世界に出た」なんてこともあり得ますが。
- 【参照地図】
- 地殻の厚みの概略地図(Wikimedia Commons)
- 地球の固体層の概念図(Wikimedia Commons)
図中の1が「地殻」。地殻の下の層がマントル上層で、地殻と併せた4がリソスファ層になる。
別称類
主要国の言語
- 英語表記=Crast
- フランス語表記=Cro?te terrestre
- スペイン語表記=Corteza terrestre
- ロシア語表記=Земная кора
- アラビア語名の音=(調査中)
- 中文表記=地殼
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[インド=オーストラリア・プレート] [アセノスフィア] [カザフスタニア] [マグマ] [北アメリカ陸塊] [アラビア・プレート] [カリブ・プレート] [アナトリア・プレート] [プレート(地質学用語)] [大陸性地殻] [海洋性地殻] [地理関連の用語] [西シベリア低地] [リソスフィア] [マントル] [インド・プレート]