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VTOL類で遺跡に着陸してもいいか?

PCのチームが、遺跡地帯へVTOL類で着陸するとどうなるでしょうか?

話題

 「PCが操縦するVTOL類を、遺跡地帯に着陸させます」

 セッション中、こういう行動選択肢を思いついたとき、どう考えて、行動申告の内容を選んだらいか、考え方を整理してみます。

考え方A

 緊急事態の場合を除き、原則として不可と考えるべきと思います(緊急事態の性質にもよるでしょう)。

 つまり、PCは通例、遺跡にVTOLで着陸するようなことはしてはいけない、との考え方です。緊急事態に際しては、対処すべき事態の性質に応じて判断すべきでしょう。

 根拠は、「遺跡保護の観点から」。 ルールブック、p.25のコラム「ブルーローズの目的」に含まれる、ローズ考古学財団の基本理念に基づく判断です。

基本処理

 VTOL類で離着陸する場合は、遺跡地帯から充分距離をとり、後は徒歩か自動車類にて遺跡の外縁まで、が基本と思われます。緊急時でも、パラシュート降下が推奨されます。

例外事態:異常な緊急事態

 例外は、PCが財団本部、特にミッションを発令したNPCに対し、次のような状況が進行中と説得できる場合でしょう。

  • オーパーツの異常なパワーで、周辺一帯に多大な危害が及ぼされる可能性が高い
  • かつ、緊急着陸がベストの選択である

 以上を、充分な証拠を伴って説得できる場合、財団側NPCにより例外的に容認されるかも、程度に期待はできると思います。

 「陰謀組織が何か怪しげなことをしているから」程度の予想では、財団側が遺跡地帯への離着陸を認めるとは思えません。

 事前に連絡をとり、許可を求めるプレイが好ましいですが、事後承諾でも許容範囲内でしょうか。もちろん、判断の妥当性は、ミッション達成度の評価に関っていくことでしょう。

 実は、上記の異常な緊急事態のケースでも、PCの1人が、操縦を担当して、残りのPCは先行パラシュート降下。操縦担当のPCだけが、時間差で合流するとした方が、PCの立場を護りながら難関もクリアする、より優れた選択と思います。

まとめ

 セッション前にPCの立場について、ローズ考古学財団の基本理念なども含めて、イメージを練ることをお勧めします。

 PCに、遺跡への着陸を選択させた場合でも、プレイヤーは遺跡の状況をよく確認し、着陸ポイントを慎重に選ぶできでしょう。

考え方B

 シナリオ傾向にもよりますが、GMは、ゲーム的おもしろさより演出を優先する「シネマティックな場面」を宣言して、遺跡地帯への着陸へのルール適用を緩くしてもいいかもしれません。

 この場合でも、さすがに、遺跡地帯の屋外にて作業中の発掘現場へ着陸したら、かなりの被害が出ることにした方がいいと思われます。

 遺跡に遺っている構造物(遺構)自体に着陸したらどうなるかは、GMが演出優先で判断していくようにします。

補足

 秘匿情報に挙げられている、いくつかの遊び方の内、最初に提示された遊び方に適した手法です。

プレイヤーがカロンを呼んだらどうなるでしょう?

考え方

 GMをする人には、カロンが呼ばれたら、PCよりも適確に状況を判断し、容認できる範囲で対応してくれる、とする処理をお勧めします。

処理例

 例えば、救出の依頼ならば大型輸送ヘリで上空に滞空し、PCたちに昇ってこさせる。移送の依頼なら、上空からのパラシュート降下を強いる、などです。

 逆に、真に危険が迫っているなら、神業的な操縦で、遺跡への被害を最小限に押さえた緊急着陸をしてくれるでしょう。

 他のゾディアック・メンバーも同じような判断基準で「許される範囲で対応してくれる」処理がいいと思います。

関連項目

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
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検討

過去の検討

 考え方Bでも、限度の考え方は示された方がいいんじゃなかろうか?
 例えば、遺跡地帯でも隅っこに着地するのと遺構自体に着地するのでは違うでしょう。

  • その場合は難易度を高く設定する必要があるでしょう。逆にいえばそれで大成功すれば影響が小さかったと処理するのが簡便かつ「派手なことをやりたい」というPLとGMの調和が取れてよいかと思います。
    • >その場合は難易度を高く設定。
      ですから、その難易度を高くする場合の考え方まで整理した方がいいだろう、と思うわけです。
      いくら簡便とは言っても、遺跡は空港ではないのですから。緊急着陸でも、適当に空いてるとこにってわけにもいかないでしょう。
      あるいは、着陸の目的地点選定に、操縦者以外のPCによる、ナヴィゲーション判定などを加えるなんて運用もあり得ますね。判定の成功度(通常成功を1とする)を、操縦判定へのボーナスに加算するなど。

 未発掘の遺跡地帯を、判定失敗で圧搾するのは、やむを得ないとしても、階段式祭壇(メソアメリカ)の屋上に着地して、遺跡倒壊をおこしたら、禍根だろう、とか。その辺の考え方の目安はほしいと思います。

  • すでに提示しておるように、成功は破損させつつの着陸成功、大成功の度合いで損害が小さいという裁定を目安とすれば良いのでは。
    • 例えば、「テロリストが占拠している空港の管制塔の間直にVTOLで強行着陸」って申告の場合。普通の着陸より、「目標値」を高くした判定が妥当ですよね(?)。それとも、大成功ならうまく間近に着地できた、と処理するでしょうか?
      着地ポイントに遺構自体を選ぶか、周辺の発掘地を選ぶか、さらに外縁の更地を選ぶかで、判定目標値を変えることは、OKなんでですよね(?)。ならば、どの目標地点を選ぶかは、結局「基本理念」も踏まえて判断してく必要が出るのでは?

 行動計画について、プレイヤーたちが揉めて葛藤しつつあれこれ検討してくれると、GMもみてておもしろい、てな考え方もありますね。

  • 退役軍人「このまま強行着陸して制圧かける手がベストだが」
  • 学者の娘「いや、それまずいよ。まずいってばさ」
  • 感応者の少女「危険が、危険がせまってます、って天使のお告げだよ〜」
  • 冒険家「うぅぅぅむぅ(悩)」
  • GMが「あまりダラダラしてもあれなんで、実時間5分ほどで、パーティーの意見まとめてください。まとまらないと、相手側から動きます」とか。
    こーゆー時、プレイヤーが依ってたつ考え方は、あった方がいいでしょうね。
    • 「歴史+知性」判定で、着陸可能地点を指示でいいんじゃないかな(?)。成功しても、極、安全なスポットを指定って結果になるだろうけど。

新規検討

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更新日時:2008/07/17 17:31:50
キーワード:
参照:[バビロンの遺跡] [ドゥール・シャルルキンの遺跡] [マリの遺跡] [ウガリットの遺跡] [エブラの遺跡] [アッシュルの遺跡] [ニネヴェの遺跡]
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