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ローズ考古学財団の基本理念

ローズ考古学財団の基本理念」 
ローズこうこがくざいだんの きほんりねん

公開情報級解説

 「ローズ考古学財団の基本理念」とは、ブルーローズ部門PCチームも、当然知っているべきだし、当然、行動指針として踏まえるべき基本方針(理念)だ。ルールブックの、p.25に記されている。

  • 「学術は人類の科学と文化の発展を通して、人類の幸福を生み出す道を探るもの」と考える
  • 「人類の歴史を探求する」
  • 「特定の国家に偏ることなく、人類全体の発展に寄与するために活動する」
  • 「そのため〔中略〕全世界の学術研究者に対する支援をおこなう」

 上で抜書き引用してみたのが、PCも属す「ローズ考古学財団の基本理念」の要点と言えるだろう。


 「ローズ考古学財団の基本理念」は、良くも悪くも、18世紀西欧の学術財団らしい理念と言える。

 抜書き引用の内、一部〔中略〕とした箇所には、「〜国境、民族、人種、階級の違いを超えて、全世界の学術研究者を支援する」とあるのだが。それも含めて、18世紀西欧風の理想ではある。

 まるで、18世紀的な理想と21世紀の社会との間のギャップなど存在しないかのように、臆面もなく理想を歌うところも、いかにもブリッツ(ブリティッシュ)らしいフレーバーが感じられる。

 「インドが充分近代化したので、独立を認めてあげました」などと、さらりと言ってしまえる、ブリッツ独特のフレーバーだ。

 ただ、この「基本理念」は、「ローズ考古学財団の」基本理念であって、「ブルーローズ部門の」基本理念ではない。その意味では、さほど無理のない「理念」が掲げられている。

 しかし、この理想あふれる行動指針(基本理念)は、理想と21世紀とのギャップの面だけではなく、「オーパーツ超古代文明探索を巡る事情が一般社会には理解されない」という宿命によって、PCや財団にジレンマをもたらすことだろう。

 PCは、自分たちの言動が、一般社会の側からみて、万が一にも、テロリストや、カルト宗教かぶれと同一視されぬよう、極力、注意しなければならない。

 プレイヤー専門の人のためにあえて書くが、ナサニエル・ウィンスローも、ジェシカ・ローズも、異常との遭遇判定に挑めるだけのキャスト・レベルは有している。その点は、信頼して構わない。

 その代わり、PCは、財団が一般社会に困難な釈明を迫られるような事態は、極力避けるよう常に意識すべきだろう。

 そのうえで、様々な危機に対し、どんな対処をPCにさせ、かつ財団の基本理念に則していくか。

 プレイヤーとしては、これもゲームを盛り上げる障害、ジレンマの1種として楽しみたいところだ。

限定情報級解説

 「増補待ち」。

秘匿情報級解説

  • 「秘匿情報」の内容は、ルールで口外が禁じられてる。

 「増補待ち」?

GM向け参考情報

 「増補待ち」。

活用や検討

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