スタヴロポリ地方
- スタヴロポリ地方 スタヴロポリちほう (Stavropol Krai) 簡易版
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
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PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「スタヴロポリ地方」は、ロシア連邦の連邦構成主体の1つ。 ロシア語名正称は、「スタヴロポーリスキー・クラーイ」。「スタヴロポリ地方」の「地方(クラーイ,kari)」は、ロシア連邦の行政区分の1種。
カフカス地方の北部(北カフカス地方)で、ロシア連邦の南連邦管区に属している。領域は、南連邦管区の中南部で、東西中ほどを占めている。西でクラスノダール地方と、北西で比較的短距離ロストフ州?と境界を接し。北東でカルムイキア共和国?と、東でダゲスタン共和国と隣接。南では、東から西に向かって、チェチェン共和国?、イングーシ共和国?、北オセティア=アラニア共和国 ?、カバルダ=バルカル共和国?、カラチャイ=チュルケス共和国と、隣接している。
2007年現在、ロシア連邦構成国以外の国とは国境を接していない。
行政中心地は、地域の西域で中南部に位置する、スタヴロポリ市?。
旧ソ連?時代の1924年2月に、「南東地方」として創設。同年10月「北カフカス地方」と改称。1937年に「オルジョニキーゼ地方」と改称。1943年より現行の「スタヴロポリ地方」に。
【参照地図】
- Map of Federal Okrugs
(連邦管区のクリッカブル・マップ)
Northern Caucasus Okrug Map
(“Northern Caucasus Okrug Map”とありますが、南連邦管区地図とみなしてもよさそうです。なぜか、イングーシ共和国の領域が表示されていないのが不審です。あるいは、地図製作年の関係か?)
(NTI) - Stavropolsky krai(map.rin.ru)
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
スタヴロポリ地方の面積は、およそ66,500 平方km。人口は2002年の国勢調査で、2,735,139人。
地域は、北カフカス地方?の南端部の中央をほとんど占めている。南東部を中心に、過半が標高500m内外、比高100m内外の緩やかな丘陵の連続であるスタヴロポリ高地?が占められている。北部と西部は、概ね北傾の微傾斜を示し、北西部で、スタヴロポリ高地の丘陵がクマ=マヌィチ低地へ下っている。東域には、テレク=クマ低地?を含んでいる。
領域の主要河川は、アゾフ海?へ注ぐクバン川?、ドン川?の水系に属すエゴルルゥイク川?、クマ=マヌィチ低地へ流れているカラウス川?、カスピ海?に注いでいくクマ川?、パドクモク川?、ゾルカ川?など。他に、灌漑農耕地への給水源になっている給水用運河が複数掘削されている。
クマ=マヌィチ低地の東部には、カルムイキア共和国?との境のマヌィチ川流域に塩湖、マヌィチ=グジロ湖がある。り、ツァガン=ハク湖などが散在。スタヴロポリ地方、北西部のクマ=マヌィチ低地中東部にも、塩湖や湖沼が複数散在。他に、カバルダ=バルカル共和国との境界部にも、塩湖であるタンブカン湖がある。
環境は、基本的には大陸性気候だが、乾燥気味。1月の日中平均気温は−4℃程度。7月の日中平均気温は+20℃〜25℃。年間降水量は300mm〜650mm。
ステップ地帯と泥質の半沙漠地帯が広い。に属し、土壌は黒土と栗色土。長距離の灌漑用急水路(運河)が複数掘削されていて、ロシア連邦の有力な農業生産地の1つになっている。
埋蔵資源としては、石油、天然ガスなどを産す。
2002年の国勢調査の結果では、ロシア系が80%ほどで、多数派、少数派の内では、アルメニア系の6%弱が多い。他には、ウクライナ系2%弱、ダルギン人2%弱、ギリシア系1%強。ノガイ人とロマ(ジプシー)が1%弱で、カラチャイ人、アゼルバイジャン系、トゥルクメン人がそれぞれ0.5%など(他にも多数のエスニック・グループが居住)。
主要産業は、エネルギー産業と、農牧業、及び、食品加工業。
エネルギー産業では、石油、天然ガス、石炭の採掘がおこなわれている他、モスクワ?、及び、サンクト・ペテルブルク?まで通じる天然ガスのパイプラインが敷設されている。エネルギー部門の経済生産額は、地域の経済生産の26%強(2002年)。
農業では、小麦、トウモロコシ、ヒマワリ、テンサイなど主作物。ブドウ栽培も盛ん。畜産業では細毛ヒツジやウシが飼育されている。 食品加工業の主品目は、精肉、製粉、油脂加工、缶詰製造、乳製品など。農牧業と食品加工業とを併せた経済生産額は、地域の経済生産の23%弱(2002年)。
他に、織物、皮革加工などの軽工業、機械製造、部品製造、金属加工業が営まれ、非鉄金属の採掘もおこなわれている。
2002年の統計では、クラスノダール地方の産業は、前年比16.1%の経済成長を記録している。この生産額を、同年の全ロシア連邦の国民総生産(GDP)と比べると、1.8%ほどにあたった。
【参照地図】
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
基礎データ
- 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可
- 面積
- およそ66,500平方km
- 面積対比
- U.K.(連合王国)の3割弱。日本国の2割弱 。
- 人口
- 2,735,139 人(2002年)
- 人口対比
- 対比する統計の準拠年度が異なるため、あくまで目安として
- U.K.の5%弱。日本国の2%ほど。
- 平均人口密度
- 1平方kmにつき、41人程度。
- 平均人口密度の対比
- 対比する統計の年度が違うので、目安として。
- U.K.の2割弱。日本国の1割強。
- 政治体制
- 2007年現在、行政中心地スタヴロポリ市に、スタヴロポリ地方行政府が設けられている。
- 行政府の首長は、ロシア連邦大統領に推薦された人物が、共和国議会の信任投票を経て、就任する形式。
- 議会の議員は、地域住民による選挙で選任される。
- 民族事情
- 2002年の国勢調査によれば、多数派はロシア系で、8割ほど。少数派の内では、アルメニア系の6%弱が多い。
- 他には、ウクライナ系2%弱、ダルギン人2%弱、ギリシア系1%強。ノガイ人とロマ(ジプシー)が1%弱で、カラチャイ人、アゼルバイジャン系、トゥルクメン人がそれぞれ0.5%など(他にも多数のエスニック・グループが居住)。
- 言語事情
- ロシア語。
- 宗教事情
- 調査中
- GDP
- 29億7530万U.S.$相当。
- GDPの対比
- 対比する統計の年度が違うので、目安として。
- U.K.(連合王国)の0.2%ほど。日本国の0.08%弱 。
- 住民1人あたりGDP
- 1,087U.S.$相当。
- 住民1人あたりGDPの対比
- 対比する統計の準拠年度が異なるため、あくまで目安として
- U.K.の4%弱。日本国の4%弱。
- 通貨単位
- ルーブル(略号 RUB)
- 首都
- スタヴロポリ市?
- 基礎データ内の数値は「民族事情」「宗教事情」以外の数値を、Wikipedia英語版:Krasnodar_Krai他から参照し、端数を丸めました。
- 民族事情、宗教事情の数値は、二宮健二(編、発行)『データ ブック オブ ザ ワールド 2006年版』二宮書店、他、複数のソースを相互参照しました。必ずしも二宮書店の前掲書と同じ記述ではありません。
地勢と環境(再整理)
スタヴロポリ地方の面積は、およそ66,500 平方km。地域は、北カフカス地方?の南端部の中央をほとんど占めている。
南東部を中心に、過半が標高500m内外、比高100m内外の緩やかな丘陵の連続であるスタヴロポリ高地?が占められている。北部と西部は、概ね北傾の微傾斜を示し、北西部で、スタヴロポリ高地の丘陵がクマ=マヌィチ低地へ下っている。東域の、テレク=クマ低地?西部は、東傾の微傾斜地。
領域の主要河川は、アゾフ海?へ注ぐクバン川?、ドン川?の水系に属すエゴルルゥイク川?、クマ=マヌィチ低地へ流れているカラウス川?、カスピ海?に注いでいくクマ川?、パドクモク川?、ゾルカ川?など。他に、灌漑農耕地への給水源になっている給水用運河が複数掘削されている。
クマ=マヌィチ低地の東部には、カルムイキア共和国?との境のマヌィチ川流域に塩湖、マヌィチ=グジロ湖がある。り、ツァガン=ハク湖などが散在。スタヴロポリ地方、北西部のクマ=マヌィチ低地中東部にも、塩湖や湖沼が複数散在。他に、カバルダ=バルカル共和国との境界部にも、塩湖であるタンブカン湖がある。
環境は、基本的には大陸性気候だが、乾燥気味。1月の日中平均気温は−4℃程度。7月の日中平均気温は+20℃〜25℃。年間降水量は300mm〜650mm。
ステップ地帯と泥質の半沙漠地帯が広い。に属し、土壌は黒土と栗色土。長距離の灌漑用急水路(運河)が複数掘削されていて、ロシア連邦の有力な農業生産地の1つになっている。
埋蔵資源としては、石油、天然ガスなどを産す。
地域区分
地域は、地形に応じて、スタヴロポリ高原?(地域の中央部から以東)、北縁の低地(クマ=マヌィチ窪地?の南東域)、東縁の微傾斜地(テレク=クマ低地?の西部)に3大別できる。
スタヴロポリ高原は、地域の過半を占め、一部が西に隣接するクラスノダール地方東部にも続いている。スタヴロポリ地方内は、河川の川筋に応じて、地域を細分していくと把握し易くなるだろう。
2002年現在、域内に19都市、7町と、736の農村集落を数える。
10都市とそれらに付属する4町が、スタヴロポリ地方行政府直轄の都市区に、それ以外の地域は26地区に行政区分されている。
人口分布
調査中。
主要都市
- スタヴロポリ市?(行政中心) 地域西部の中南部、スタヴロポリ高原?の北縁辺で、エゴルルゥイク川?流域の西方に位置。人口、354,867人(2002年)。
2002年のスタヴロポリ市の人口は、同年のスタヴロポリ地方の人口の、13%弱。 - キスロヴォツク? 地域南縁の東西中ほどで、カラチャイ=チュルケス共和国、及び、カバルダ=バルカル共和国?との国境に近い。アレクサンドル・ソルジェニーツィンの出身地。
- ネヴィンノムイスク? 地域西部の南縁で、エゴルルゥイク川流域に位置。行政中心スタヴロポリ市の南方にあたる。クラスダール地方?との境界、及び、カラチャイ=チュルケス共和国との国境に近い。
- ピャチゴルスク? 地域南縁の東西中ほどで、キスロヴォツクの北東に位置。
正規の出入国ゲート
- スカイ・ゲート
- 行政中心、スタヴロポリ市?の北郊外に、国際線空港(と、想定)が存在。
- 国際鉄路
- カルムイキア共和国?との間に敷設された鉄路が、スタヴロポリ市の北郊外を通って、クラスノダール地方のクラスノダール地方に通じている。この鉄路からは、スタヴロポリ市街に至る路線が分岐している。
- 同じ路線からは、スタヴロポリ市の東北東に位置する地方都市スヴェトログラード?から地方路線が分岐。東部の地方都市ブジョーンノスフク?に至ると、カルムイキア共和国を経て[アストラハン州?に至る路線と、南部の基幹路線に連絡するルートとに分岐している。
- 地域の南部には、ロストフ州?の州都ロストフ・ナ・ドヌー?から、クラスノダール地方北東域を通って来た基幹鉄路が通っている。この路線は、ネヴィンノムイスク?を経由した後、カバルダ=バルカル共和国?北部、チェチェン共和国?北部、ダゲスタン共和国中部を通って、カスピ海?西岸に至る。さらに後、カスピ海沿岸をアゼルバイジャン領に至っている。この路線には、ネヴィンノムイスクの東で、地方都市ゲオルギエスフク?に、ブジョーンノスフクとの間を連絡する地方路線が敷設されている。
- 他にも、基幹鉄路と国内各地の都市を結ぶ地方路線は複数ある。
- 主要自動車道
- 行政中心スタヴロポリ市に至るルートと、南部を通っているルートが基幹道。2ルートと連絡ルートは、スタヴロポリ市の南、ネヴィンノムイスクの近郊で交わっている。
- カルムイキア共和国領から、概ね南西方向に伸びてきてスヴェトログラード?を経由し、スタヴロポリ市に至っているA154が基幹道の1つ。この道路は、スタヴロポリ市の市街道路に連絡しているが、本道は、市街の東から南に回りこみさらに南下、スヴェトログラードに至っている。スヴェトログラードからはさらに南下し、カラチャイ=チュルケス共和国の首都チュルケスク?に至っている。
- 地域の南部では、ロストフ州から通じている基幹鉄路に併走するように、Mナンバーの基幹自動車道が、クラスノダール地方を経由してきている。このルートは、ネヴィンノムイスクを経由した後、さらに東方に続いているが、ネヴィンノムスクの西方で、もう1方の基幹道(南北に走っているルート)との間に、短いバイパス道での連絡をもっている。東に続いた、Mナンバーの道路は、ピャチゴルスク?を経由し、カバルダ=バルカル共和国?首都のナリチク?に至る。さらに、北オセティア=アラニア共和国首都のウラジカフカス?にも至ってる。
- 河川水運
- 調査中
- (域内に、複数掘削された運河は、灌漑用水給水用の急水路で、一般の交通には用いられていない、と想定しておきます)
リンク
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
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(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
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キーワード:
参照:[アジア州の現存国家] [カバルディノ=バルカリア共和国] [ダゲスタン共和国] [北オセティア=アラニア共和国] [クマ=マヌィチ低地] [テレク川] [クラスノダール地方] [ヨーロッパ州のランド・マーク] [ロシア連邦の南連邦管区] [ヨーロッパ州の現存国家]