バグダード
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
バグダードは、イラク共和国の首都。同国中部で、ティグリス川の両岸に市域が広がっている。
(日本語では、「バグダッド」とも記されるが、「バグダード」の方がアラビア語の原音に近い表記)
2007年現在、海外から入った過激派によると思われる無差別テロや、スンナ派とシーア派との暴力の応酬が続き、イラク当局、進駐U.S.A.軍による治安維持も万全では無い。一般市民がテロ被害を被らないためには家に篭もっているしかない、とも、他所に逃れる資金の無い者ばかりが市内に残っている、とも言われている。
- 【参照地図】
【参照イメージ】
- Wikimedia Commons:Baghdad
バグダード関連のフリー・ファイル集。
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小辞典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 バグダードは、イラク中部にて、ティグリス川とユーフラテス川との距離が最も狭まる付近に位置。バグダードからユーフラテス河畔までは、東西幅で50km内外、最短距離で35kmほど。
- 交通、物流、商業のセンターとして繁栄。第1次世界大戦後、U.K.(連合王国)の委任統治を経てイラク王国が成立した際に王都とされた。その後の革命や、軍事クーデタを経ても首都であり続け、現在に至る。
- 1987年の統計で、人口384万1千人。1説には、2005年現在でも周辺を含めると500万人の人口を擁した、と言われる。
- タバコ、織物、セメントなどの産業が営まれるほか、鉄道車輌の製造工場も存在。
- U.S.A.軍侵攻以前、特別行政区だったバグダード県は、北から時計回りに、サラー・アッディーン県?、ディヤラ県?、ワシト県?、マイサーン県?、アンバー県?の5県に囲まれている。
- バグダード市自体は、9地区に分かれた89の都市コミュニティーに区分されている。バグダード県下の郊外区は20に区分されている。
- 2005年時点では、MNCI(多国籍軍団イラク)は、バグダード市を中心にした円状の地域を「バグダード地区」と区分して、治安維持作戦を分担していた。担当は米軍部隊だった。
- 小辞典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 都市としてはアッバース朝時代に創建され、「平安の都」の別称でも呼ばれた。交易拠点としては、さらに溯り、遅くともササン朝時代には賑わっていたらしい。
- 10世紀頃から衰退したが、17世紀にオスマン・トルコの支配下に入った後、再興した。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
参照地図
- イラク 地図(Super Travel Net)
- Baghdad Google Satellite Map(Iraq Google Satellite Map,maplandia)
- Baghdad, Iraq Page(Directory of Cities and Towns in Muhafazat Baghdad, Iraq,World Index)
- Baghdad(World City Database)
- National Geographic Society - Maps
インタラクティブ・マップ。“Baghdad”で検索するといい。 - (Perry-Castaneda Library Map Collection,CIAによる2003年版地図、とのこと)
環境
環境帯としては、乾燥性のステップ気候帯の内に位置。しかし、ティグリス川や、ユーフラテス川との間をつないだ運河も利用した灌漑で、穀物やナツメヤシなどの栽培地も見られる。
市内にはイラク国立博物館が存在。
交通路
- 鉄路
- 南部のバスラ?との間を結ぶ基幹鉄路、北方のモスル?を経由して、シリア領、トルコ領に至る国際鉄路、西方のラマディー?を経由して、シリアとの国境の町クサイバに至る鉄路、イラク領内のザクロス山脈?西麓に向かう地方路線の4路線が通る。
- ザクロス山脈方面に向う路線は、途中からキルクーク?方面に向かう路線が分岐。バグダードからキルクークに至るには、もう1ルート、モスルに向かう国際鉄路から分岐する支線もある。
- 主要自動車道
- 2本の基幹自動車道、3本の主要地方道が通じ、他に数本の地方道がバイパス道をなしている。
- 南に向いヒーラーに至る基幹道。このルートは、途中で南南西のカルバラー?に至る基幹道が分岐。
- カルバラーからは、主要地方道がヒーラーを経由してバスラ?に至っているが、このルートは、バグダードからヒーラーに至るルートとも連絡している。ヒーラー〜バスラ間は事実上、基幹ルートになっている(ただし、ヒーラー以降の道路整備状況は主要地方道級)。
- 北に向いモスル?を経由した後、トルコ領へと続く基幹道。このルートの道路も、モスルの手前で、主要地方道級の整備状況になっている。
- バグダードから西に向う主要地方道は、ユーフラテス川を渡河した後、2ルートに分岐。北側のルートは、ユーフラテス南岸沿いにシリア領に至る。南側のルートは、国境手前でさらに分岐して、シリア領とヨルダン領に至る。
- 南東に向う主要地方道は、ティグリス川沿いにバスラに至る。
- 北北東に向う主要地方道は、2系統に別れている。キルクークに向け北上するルートと、ザクロス山脈方面を経由した後、やはりキルクークに至るルートがある。
- 水運
- ティグリス川を利用した水運は「ティグリス川」の項を参照されたし。
- ユーフラテス川のファルージャ下流から開削された運河は、直接バグダード市街には至らないが、バグダード空港の南を経由して、ティグリス川のバグダード下流に連絡している。
- スカイ・ゲート
- バグダードの西郊外にバグダード国際空港が存在。
- 2006年現在、MNCI(多国籍軍団イラク)の管理下にあると想定。
活用や検討
活用
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参照:[ヒーラー] [アンティキティラの機械] [ファルージャ] [モスル市] [ラシード] [MNCI] [メソポタミア地域] [ティグリス川] [マリの遺跡] [シリア沙漠] [バビロンの遺跡] [ユーフラテス川] [イラク共和国の基本情報 2007年版] [アジア州の現存国家] [遺跡] [イラク共和国] [イラク共和国の基本情報 2008年版] [バスラ市] [アッシュルの遺跡] [イラク共和国の基本情報 2009年版] [ニムルドの遺跡]