格闘技能

　「格闘技能」は、「ブルーローズ」のキャラクターに設定される24種の技能の１つで、獅子座の技能。

　「素手、または白兵戦用の武器で戦うための技能」と、ルールブックにはある(p.61）。

　主に、白兵戦戦闘での攻撃、防御の判定に使う。（ルールブック、p.68）

　格闘技能を取得しているキャラクターの場合、素手の格闘ダメージ算出にも使う。基本は「１Ｄ＋筋力判定値」。格闘技能がないと、素手の殴打ダメージは１点。（ルールブック、p.61、p.68）

　「この技能がなくても、筋力判定値のみで格闘戦を戦うことはできる」とある。これは、「技能無し判定でも戦闘を試みることはできるよ」という意味だろう。つまり、戦うことはできても、[[ゾロ目振り足し|エキサイティング・ロール・システム]はない。

ルールの検討

　「格闘攻撃、防御の判定方式が『格闘＋筋力』なのが納得いかない、『格闘＋敏捷』ならまだ納得がいく」とは、まま聞く不満だ。格闘技のこだわりのあるプレイヤー、ＧＭから聞く。まあ、気持ちはわかる、「武術の『術』とは、たんじゅんな筋力ではない」的な意見だろう。

　「ブルーローズ」は、格闘を主題に扱うTRPGではないので、割り切ることをお勧めする。技能を持ってれば、関連の特技?も取得可能になるわけだし。

　どうしても、と言うなら、メンバーに断ってハウス・ルールを導入するしかない。

基本

　ルールブックに見られる用例。

「格闘＋筋力」判定

• 格闘攻撃をおこなう。（ルールブック、p.61）
  「格闘武器による殺傷」「格闘武器を使った無力化」「素手による殴打」「組み打ち格闘による無力化」（ルールブック、p.68）
• 格闘防御をおこなう。（ルールブック、p.61）

「格闘＋直観」判定

• 相手の格闘の腕前を推測する。（ルールブック、p.61）

:「格闘＋社交」判定：

• 格闘の腕前で相手を威圧する。（ルールブック、p.61）
  相手が格闘技能を身につけてる場合のみ有効。

応用

　ルール準拠、ないしは順当な適用で、ルールブックに用例の見当たらない使い方。

ハウス運用

　部分的なルールの拡大解釈も含んだ応用例。

　「ハウス運用」との区別は、他のルールや、ゲーム運営、ゲーム・コンセプトも考慮して判断するといいでしょう。

• ハウス・ルールは、増えたら積極的に別ページに分けてくといいように思います。

格闘攻撃、防御の判定方式変更のハウス・ルール

• 格闘攻撃、防御の判定方式を「格闘＋敏捷」に変更する。
  ハウス・ルールと断って導入すれば構わないだろうが。この場合、「技能無し判定」は「筋力判定値」にしておいた方が、趣旨からいくともっともらしい。ちょっとだけ煩雑になるが、まあ、こだわりがあるメンバーなら感覚的に納得できる範囲だろう。
  「格闘技能を用いた場合の、素手の格闘ダメージ」をどう処理するかも一緒に検討しておくべきだ。

格闘の腕前で相手を威圧する判定のハウス・ルール

• 「相手が格闘技能を身につけてる場合のみ有効」のルール（p.61）を停止する。「普通、素人の方がビビるだろう」的考え。
  プレイヤーの行為申告によっては、あり、くらいの運用でいいのではないか？

素手の殴打ダメージのハウス・ルール

• 格闘技能を持たない場合、「筋力に関わらず１点」は納得いかない、「筋力判定値」に変更する。
  このハウス・ルールを導入すると、筋力は強いが格闘技能を取得していないクリーチャーも、それなりの攻撃力を持たせることができる。

◎◎を処理するハウス・ルール

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ルール編

関連項目

• 技能
• 行動判定
• ダイス・ロール

活用

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