ゲーム・コンセプト
ゲーム・コンセプト
- 「ブルーローズ」のゲーム・コンセプト概説と、関連用語INDEX。
題材
「ブルーローズ」で扱われる冒険は、「21世紀のリアル・ワールドと、見かけは変わらないシームレス・ワールドを舞台に、国際的学術財団に所属するPCが、超古代文明の謎を秘めていると思われるオーパーツを巡ってワールド・ワイドに繰り広げる冒険」になる。
デザイン・コンセプト
デザイン・コンセプトは、「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加し、冒険のスリルを感じる」疑似体験を楽しむストーリー・ゲーム。
「友人など普段から知っている顔見知りとプレイ」する、気軽なカジュアル・プレイで、数回〜13回程度のキャンペーン・プレイを想定。(ルール運用に工夫をする、PC候補を限定するなどしていけば、単発セッションやコンベンション・プレイでも楽しめるだろう)
マテリアル・ゲーミングの手法と、シネマティックな手法とを活用して遊んでいくデザイン。
- 適したセッション・メンバー数、水準的セッション時間などについては「セッション・スペック」の項を参照のこと。
勝利条件
「冒険活劇を再現し、ゲームを通して冒険を体験すること」をゲームの目的とし、「ミッションを成し遂げ」ることと「冒険物語を紡ぎ出す」ことの両立を勝利条件とする。
ゲーム・コンセプト関連用語
ルールブック 第1章「ゲーム・コンセプト」
ルールブック第1章、「ゲーム・コンセプト」によれば、ブルーローズのゲームコンセプトには、以下の諸要素が含まれている。
- 疑似体験 ぎじたいけん
- 「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加し、冒険のスリルを感じること」と言ったところが、ルールブック(p.22)で宣言されている、ブルーローズでの疑似体験についての要点と思われる。
- ゲームの目的 ゲームのもくてき
- ブルーローズのゲームの目的は、ルールブックでは、端的に「現代を舞台にした宝捜しをテーマに、冒険活劇を再現し、ゲームを通して冒険を体験すること」と規定されている(ルールブック、p.25)。
- この規定文の意味は、もちろん前後の記述を参照して理解しなくてはいけない。この部分の文章だけを独立させ、文字通りの意味にとるべきではない。
- シネマティック
- 「映画的手法を多用し、映画のような物語を楽しむ」ゲーム・コンセプト。
- シームレス・ワールド
- ブルーローズのセッションで扱われる冒険の背景世界を指す。冒険の背景をなす世界が、「フィクションではあるが、現実世界の延長線上にある」ことも意味している。ゲーム・コンセプトの1つの柱。
- ストーリー・ゲーム
- ストーリーゲームについては、「ストーリーを共有し、創作し、受容する楽しみ」と関係づけた説明がルールブックの第1章でなされている。
- ゲーム・コンセプトの1つと思われるが、具体的内容は、ルールブック内の他の記事も参照しないと掴みづらい。(ルールブック、p.22)。
- 21世紀 にじゅういっせいき
- 「21世紀」という言葉はルールブックで、単元見出しに用いられたりしてる(p.24)。
- これは、ブルーローズの冒険舞台が、今現在のリアル・ワールドとシームレスな関係にある、とのゲーム・コンセプトをさらに補強しているのだと思われる。
- ワールド・ワイド
- PCの「活躍の舞台は世界全土」に及び、「日常の生活からかけ離れた秘境や異国」の舞台設定を楽しめる、というゲーム・コンセプト。(ルールブック、p.23)
- ブルーローズのゲーム・コンセプトで、1つの柱になっていると思われる。
ゲーム・コンセプト関連
ルールブックの第1章には、直接の記述が見当たらないが、ゲーム・コンセプトとの関わりが深い、と思われるものとして、以下が考えられる。
- カジュアル・プレイ
- 「友人など普段から知っている顔見知りとプレイ」する、気軽なプレイを指す(ルールブック、p.19)。
- 「ブルーローズ」で提唱された独自の用語で、ゲーム・コンセプトとの結びつきは強い。
- キャンペーン・プレイ
- 1度のセッションで、プレイを終わらせず、同じ担当キャラを成長させながら、何度もセッションをおこなうTRPGの遊び方。
- ルールブックによれば、ブルーローズでは「知名度、縁故、運命はキャンペーンにおいてこそもっとも表現力豊かに機能する」とある。(ルールブック、p.33)
- マテリアル・ゲーミング
- 「シーンごとのクリア目標を、具体的なもので示す」手法。
- ルールブック記事の情報等級 ルールブックきじのじょうほうとうきゅう
- ルールブックの記事は、公開情報/限定情報/秘匿情報に3大別され、後者2種には閲覧に条件が課せられている。この記事の扱い(閲覧条件、他)や、3大別自体を、便宜的に「ルールブックでの情報の等級付け」、「情報等級」などと呼ぶことにしたい。
- 情報の等級付けは「ブルーローズ」ルールブックの大きな特徴の1つになっている。
- ローズ考古学財団の基本理念 ローズこうこがくざいだんのきほんりねん
- ブルーローズ部門もPCチームも、当然知っているべきだし、当然、行動原則として踏まえるべきローズ考古学財団の基本理念。ルールブック、p.25のコラム(「ブルーローズの目的」)に記されている。
- この行動原則を軽視すると、セッションでの暴走が起き易くなるらしい。
キーワード:
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