小カフカス山脈
- 小カフカス山脈 しょうカフカスさんみゃく (Lesser Caucasus Mountains) 暫定版
- 記事内容追加調査中の暫定版です
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PCが予め知ってていい情報
「小カフカス山脈」は、南カフカス地方?(ザカフカジェ地方)の西部から中部に渡る山地。
その範囲は、論者によってまちまちで、広義にはアルメニア山地の北部を指し、トルコとアルメニア領に渡るアララト地方?も含む。
おそらく、現在もっともよく用いられる用法は、トルコ領北東縁からグルジア領南西部を経て、アルメニア領東部からアゼルバイジャン領南西部に渡り、アルメニア山地の北縁を縁取っている、いくつかの山地、山脈の連なりを指すものだろう。
グルジア領内中西部で、スラム山地を介して、大カフカス山脈に接合している。
【参照地図】
- Georgia(HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
(カフカス地方地図,DEPARTMENT of HISTORY,UNIVERSITY OF PENNSYLVANIAのORIENTATIONS)
追加情報
小カフカス山脈の定義は、論者によってまちまちだが、ここでは「アルメニア山地の北縁を縁取っている山地郡」を踏まえた説明をする。
小カフカス山脈は、西端では黒海間際まで迫り、グルジア?領内でアジャラ自治共和国?の領域を縁取っている。
中部では、南側にサムツヘ地方?、ジャワヘティ地方?の山岳地帯を擁している。中部北側でスラム山脈に連なり、大カフカス山脈との間の谷あい地にグルジアの首都トビリシ?が位置している。
西部と中部の小カフカス山脈が、最も狭義の定義に相当する。
小カフカスの東部は、アルメニア領北部からアゼルバイジャン領南部に渡り、アゼルバイジャン領内でクラ・アラクス低地?の西縁に面している。この地域では山脈の縁辺は比較的緩やかに低地へ連なっていくほか、イラン領の東アゼルバイジャン県?との間は、アゼルバイジャン側に標高200〜500m程度の平坦な谷あい地が開けている。
最も広義の定義では、アララト地方やアルメニア領内の山地のほとんども含まれてしまう。(こうなると、日本語の感覚では「山脈」と言うより「山塊」と言いたくなるが、欧米語表現では、どちらにしろ“mountains”で一括りになる)
GM向け参考情報
小カフカス山脈西部では、グルジア領内でメスヘティ山脈を取り囲むように山岳道が布設されていて、2箇所でトルコとの間の国境ゲートにアクセスしている。他に、メスヘティ山脈の中ほどで鞍部を南北に縦断した山岳道が、山脈を取り囲んでいる南側と北側の自動車道を繋いでいる。
山脈中部では、スラム山脈をグルジアで1番長い自動車道トンネルが貫通。中東部では大カフカス山脈との間の渓谷を自動車道と鉄道が通って、首都トビリシ?に至っている。
山脈東部では、2006年現在アルメニアが実効支配している地域内で東部山脈を囲むような山岳地方道が敷設されている。また、イランとアゼルバイジャン、及び、アルメニアとの国境沿いに国際鉄路も敷設されている。ただし、2006年現在、これらの交通路はアゼルバイジャン側、アルメニア側の双方で通行が遮断されていると想定。
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
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(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) - 小カフカス山脈の範囲について、不確かな点がありましたので、記事各所に追加調査にもとづいた補訂をかなり加えたうえ、記事を「暫定版」としました。(2006年3月3日)
検討
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参照:[ヨーロッパ州のランド・マーク] [アゼルバイジャン共和国] [アジア州のランド・マーク] [クラ=アラクス低地] [アジア州の現存国家] [グルジア] [スラム山地] [コルヒダ低地] [アルメニア山地] [大カフカス山脈] [エルブルズ山脈] [アルメニア共和国] [カフカス地方] [ランド・マーク] [カフカス山脈] [セヴァン湖] [アララト山] [クラ川]