グルジア
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「グルジア(ヂォゥヂァ)」は、南カフカス地方?北部で大カフカス山脈(コーカサス山脈)の南麓西部を占めている国家。黒海?東岸に面している。
旧ソヴィエト連邦?構成国の1つだったが、ソ連崩壊?に前後して、1991年に独立。
地理的には西アジア(西南アジア)に含まれるはずだが、歴史的経緯からヨーロッパの1国とイメージされることも多い。
- 近隣諸国
- 北方では、大カフカス山脈脊梁部を概ねの境に、ロシア連邦の南連邦管区と接している。南方ではトルコ共和国、アルメニア共和国、アゼルバイジャン共和国と国境を接している。
- 2008年現在。国内北西部で黒海に面して自称アブハジア自治共和国が、南西部でトルコと国境を接してアジャリア自治共和国?が、北部中ほどに旧南オセチア自治州?の領域が存在。
- 2008年現在、アジャリア自治共和国は、グルジア大統領直轄領とされ、事実上、自治は停止されている。
- 南オセチア自治州はグルジア中央政府から自治権を停止されており、公式には「自治州」ではない。
- 国名
- 独立直前の1990年から、独立後の1995年まで、グルジア共和国(Republic of Georgia)を英語国名正称にしていた。1995年以降、英語の国家名正称を「グルジア」と変更。
- グルジア語による国名は「サカルトヴェロ」で「カルトヴェリの国」を意味する。
- 「グルジア」の国名は、守護聖人、聖ゲオルギウス?の名に由来。よく、ロシア語?から派生した、と言われるが疑問はある。
- 英米語では、しばしば「ジョージア(ヂォゥヂァ)」と呼ばれることがある。
- 国際関係
- 1993年、CIS(独立国家共同体)?に加盟、1999年脱退。国連をはじめ、国連系の国際機関ほとんど総てに加盟。
- U.S.A.(合衆国)、及び、トルコ共和国の双方と軍事協力、相互支援の協定を締結している。
- 1996年以降、旧ソ連国の内ロシア連邦と外交的距離を置く国との間で、首脳会議を何度かもち、2006年常設期間GUAMを結成。
- 1990年代のグルジア内紛以降、ロシア連邦軍が、平和維持軍として進駐を続け、自称アブハジア自治共和国領、及び、南オセチア地域のそれぞれで、自治勢力とグルジア共和国双方の戦力を引き離す役割をしている。
- グルジア政府当局は、ロシア軍の撤退を望んでいるが、ロシア連邦への編入を希望しているオセチア地域の勢力はロシア軍の残留を希望。アブハジアの勢力にも、新ロシア派が少なくない。
- グルジア政府は、NATO(北大西洋条約機構)?への加盟を申請。2006年9月、NATOとの間で加盟の第一歩となる対話枠組みに合意した。
- 2006年7月、グルジア当局は軍を動員し、独立を主張しているアブハジア勢力を攻撃。主に、アブハジア側とグルジア側の境界部にあたるコドリ渓谷で交戦し、同地からアブハジア側民兵を駆逐。しかし、ロシアの外交的介入もあり、グルジア軍がコドリ渓谷から先に進軍することはなかった。
- 2006年9月末、グルジア当局は国内に進駐しているロシア軍の高官がスパイ行為をおこなったとして逮捕。これを境に、以前から伏流していたグルジア・ロシア対立は、一気に険悪化した。その後、若干の外交交渉も交わされるようになったが、ロシア側は対グルジアの経済とも受け取れる政策などを続けている。
- 両国間の関係正常化を仲介しようとする第3国や国際機関に対して、ロシア側は「グルジア政権は、(親ロシア勢力が実効支配する)アブハジアなどを武力制圧しようとしている」、「グルジアは、NATO加盟に向けての対話枠組みが合意された後、反ロシア的な挑発行動をおこなうようになった」、「グルジアのNATO加盟は地域の安定を損ねるので、ロシア連邦としては認められない」などと主張している。
- 地域
- グルジアの国土は、大カフカス山脈と小カフカス山脈とに挟まれ、黒海に面したコルヒダ低地など、一部を除いて山がち。
- 地域は、よく、スラム山脈以西と、スラム山脈よりも東とに大別される。
- ミッションで領域に立ち入る場合は、まず、地域を西部、中部、東部に大別。さらに細分していくと把握し易いだろう。細分に際しては、大カフカスに連なる山地、小カフカスに連なる山地、両者の合間の谷あい地、及び、平地、を意識するといいだろう。
- 国情
- 2003年におこなわれた議会選挙の不正疑惑をきっかけに、野党勢力が大同団結。2004年に再選挙がおこなわれた結果、保守派(グルジアの場合、保守派は旧社会主義政権路線で、概ね親ロ派)が劇的に敗退。各国メディアなどの報道では、無血革命、グルジア民主化などの報道もされた。
- しかし、その後、野党連合諸派の足並みの乱れ、政権担当高官の不正などが続き、内政は混乱気味。
- 駐留ロシア軍の撤退問題なども難題になっている。2007年頃からロシアとの関係は悪化し、緊張関係が続いている。
- 2008年現在、大統領の権限は強く、州知事と大都市の市長は、大統領が任命する。全体としては民主主義体制を採ってはいるが、中央集権の強い体制にある。
- 近況
- 2006年11月、グルジア領の南オセティアにて独立の是非を問う住民投票がおこなわれ、99%が独立を支持したとの結果が発表された。南オセティアの独立を公式に支持している国は現在なく、住民投票の結果を支持する国が、近い将来出る見込みも低い。グルジア政府も結果を承認していない。今後も黙殺す構えと思われるが、グルジア当局と南オセチアの停戦を維持しているロシア連邦との間で、新たな火種となる可能性は高い。
- ロシアの人権擁護団体によると、ロシア政府は、2006年12月までに、およそ1600人のグルジア人を国外強制退去処分に処した、とのこと。当局は、これを「不法滞在者の取り締まり」と公表しているが、インター・ファックス社の報道によれば、人権擁護団体側は「ロシアの市民権を有しているグルジア系国民も情勢退去させられている」と指摘しているそうだ。もし、事実なら、民族差別であり、人権蹂躙にあたる。
- 関連情報 南オセチアの住民投票に関する報道 2006年11月14日(北海道新聞)
- インター・ファックス社報道に基づくとされる、ロシアのニュース 2006年12月13日(NIKKEI NET)
- 歴史
- 国家としてのグルジアの歴史は、中世にカフカス地方の南部から、広域統治を達成した、中世グルジア王国までは、確実に遡れるだろう。(民族としてのグルジア人の歴史はさらに古く遡れる、ともされる。しかし、民族の連続性について、定かでない面もある)。
- 現グルジア領にあたる地域は、15世紀頃から、オスマン=トルコ帝国と、イラン高原のペルシア王朝とに争奪された。18世紀に、この争奪戦に帝政ロシアも参加。地域は、ロシア・トルコ戦争の後、ロシア領に併合された。
- 1918年のロシア革命に際して、短期間、独立を宣言。しかし、左派勢力、保守勢力の内紛が発生し1921年、ロシア赤軍に制圧された。
- 1922年、ザカフカス連邦の一員として、ソヴィエト連邦に参加。その後、1936年にザカフカス連邦は、解消。ソヴィエト連邦構成国の1つグルジア共和国に移行した。
- 考古学関係
- 古代コルキスやスキタイ系の遺跡など、注目すべき古代遺跡は多い。しかし、旧ソ連崩壊前後から臨戦態勢が続き、充分な調査がなされているとは言いがたい。旧ソ連時代の考古研究の成果も、ワールド・ワイドに共有されているとは言いがたい。
- ブルーローズ?のミッションに関わってくる可能性の高い地域の1つだが、調査に際しては、2006年現在、未解決の国内紛争、ロシア駐留軍の存在など、地域の特殊事情に充分配慮する必要がある。
グルジアの地図
- 右を参照のこと。⇒ グルジアの有用地図集
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グルジアの参照画像
- 右を参照のこと。⇒ グルジアの参照画像集
(別ウインドウで見ると多分便利)
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
グルジア(ヂォゥヂァ)では、ソヴィエト連邦崩壊?の前後に、当時の大統領が、ソ連邦からの離脱を目指し急ピッチで社会改革を進めた。これが、かえって国民の間の不満も招き、大統領派と反大統領派の内戦に至った。
1991年、現在のロシア連邦南部連邦管区に属す北オセティア自治共和国?との合同を求めていた南オセティア自治州に対し、グルジア側は自治停止で応酬し、内戦状態に。1992年に西部でアブハジア自治共和国が独立を宣言すると、この勢力とも内戦に。南西部では、アジャリア自治共和国?が自立を宣言しつつ、内戦からの中立を保った。
グルジア政府は、アブハジア自治共和国とは1994年以降停戦し、南オセティア自治州とは1992年に講和した。
アジャリア自治共和国と、グルジア中央政府との間では、2004年に緊張が高まった。アジャリア側の強硬な態度に反発するグルジア国民は多く、ロシア当局がアジャリア側の政治代表に辞任を勧告。アジャリア自治当局の議長が辞任しロシアに出国した後、グルジア側は、アジャリアを大統領の直轄統治領とした。
他に、2005年時点では、グルジア領内北東部のバンキシ渓谷一帯にも中央政府の統括が及んでいない。ロシア領のチェチェン共和国?と隣接しているこの地域は、チェチェン・ゲリラの拠点になっている、と目されている。
「グルジア」の自称国名は、「サカルトヴェロ」。これは、カフカス系の山岳民族、カルトヴェリ人の名に由来する。
一般に、グルジア人は、古代カルトヴェリの後裔と言われることが多いが、これは、あまり正確な歴史整理ともいい難い。(⇒ グルジア人)
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
位置(再整理)
グルジアは、南カフカス地方?北部で大カフカス山脈(コーカサス山脈)の南麓西部を占めている国家。黒海?東岸に面している。
- 近隣諸国
- 北でロシア連邦の南連邦管区と国境を接している。領内北西部に自称アブハジア自治共和国、北東部に自称南オセチア自治共和国?の自称国家が存在。
- 東から南東にかけてアゼルバイジャン共和国と国境を接し、南縁中部ではアルメニア共和国に、南西縁ではトルコ共和国北西部に隣接。
- 黒海?を介してウクライナ、ブルガリア共和国、ルーマニアの沿岸部も望んでいる。
基礎データ
- 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可。
グルジアの基本情報 2009年版
(別ウィンドウで並べて見ると、多分便利)
用途
2006年現在、グルジア(ヂォゥヂァ)では、アブハジア、南オセチア双方の分離独立派勢力との対立関係が続いたまま、ロシア連邦の平和維持軍、及び、国連平和維持監視団の駐留により、停戦状態が続いています。にも関らず、国内には、民主化の要求、民族主義の主張、数が多くはない親ロ派勢力などが存在。一方で、ロシアへのエネルギー依存度が高いため、完全な自律も簡単にはままならない、という複雑な情勢にあります。
さらに、2006年後半に、険悪化したロシア連邦との外交関係も、今後の推移が注目されます。
冒険のメインの舞台に使うとしたら、キャンペーン4〜5回目くらいの慣れたメンバー向けでしょうか(?)。
古代史などとの関わりとしては、スキタイ人?の遺跡などをフィクション設定したり、山岳少数民族の間に伝わる超古代伝説をフィクション設定したりする料理法が考えられます。あるいは、ギリシア神話のアルゴー探検隊と絡めた料理も有望。
地勢と地域
地勢と環境
北部では、大カフカス山脈(コーカサス山脈)の4000〜5000m級の脊梁部が、グルジア(ヂォゥヂァ)領とロシア連邦領とに交互にかかるような国境線が設定されている。
南部は、トルコ共和国領東部、アルメニア共和国の山岳地帯に連なっており、北縁を小カフカス山脈が縁取っている。大カフカスと小カフカスとを、グルジア国土の中ほどで接合しているのがスラム山脈。
国土東部では、大カフカスと小カフカスとの間に挟まれた扇状地が存在。トルコ領の山地から流出したムトゥクヴァリ川(クラ川)が東流する川沿いで、丁度、扇状地が開けはじめるあたりに首都トビリシ?が位置。
西部でも大カフカスと小カフカスとの狭間で、黒海沿岸部に平地(コルヒダ低地)が開けている。
環境は、地域によって異なり、特に高度に応じた違いが大きい。黒海?沿岸部は、海洋性の気候で、降水も多く、土地も肥沃。気候は温暖で、日中気温は、夏が30℃ほど、冬でも10℃〜15℃ほど。
高地は、主に大陸性気候で、高度に応じて、冷涼になる。首都トリビシの周辺は、温暖湿潤気候。日中気温は、夏が30℃〜35℃ほどで、冬は0℃〜10℃ほど。冬の夜間に−10℃ほどまで下がることもある。
北部の山岳地帯は高山性の気候で冷涼。積雪も見る。
黒海沿岸平地は、地中海式に近い農業が盛んで、果実、穀物の他、茶なども産出。食品加工業にも伝統があり、ワインやコニャックの製造で知られる。山岳地帯では林業が盛ん。
埋蔵資源は、マンガン、銅が豊富。これらの採鉱と、付随した金属、機械、化学薬品などの工業部門も発達していた。これらの産業は、ソ連崩壊に前後した内戦でかなりのダメージを受けたが、IMF、及び世界銀行の支援を受け市場経済を導入、1995年以降GDPは増加に転じている。
貿易赤字の増大、水力以外のエネルギー源をロシア連邦からの輸入に頼っている体質などが、財政を圧迫している。この件は、大きな政治課題になっている。
地域区分
2006年現在、グルジア(ヂォゥヂァ)は、トビリシの首都圏?を含めて、都合12の行政区に区分されています。ただし、この12の地域の内には、事実上独立状態の、自称アブハジア自治共和国領域や、内紛状態が継続中の、旧南オセチア自治州?の領域も含まれています。
グルジア政府当局の統治が及んでいない部分は多く、統治が及んでいる部分の治安状況もあまりよくない情勢、とのことです。
グルジアの地域は、よく、スラム山脈以西と、スラム山脈よりも東とに大別されます。
地域は、西部、中部、東部に大別した後、さらに細分していくと把握し易いでしょう。
- 西部
- 北西端に、自称アブハジア自治共和国の領域が位置。大カフカス山脈に含まれる西カフカス山脈のさらに西部にあたる(同山脈の西端はロシア領側)。2006年現在、アブハジアの領域との交通は、両側で封鎖されていて、一般人は通行できない。
- 他に、サメグレロ=ゼモ・スヴァネティ、ラチェル・レクフミ=クヴェモ・スヴァネティ、イメルティ、グリア、アジャリア自治共和国、の5行政区(都合6つ)がある。
- 2006年、アジャヤリア自治共和国の自治は停止されており、事実上ただの行政区と変わりない、とのこと。
- 中部
- 行政区としては、シダ・カルトゥリ、ムツヘタ=ムティアネティ・ムツヘタ、サムツヘ=ジャワヘティ・アルハツヘ、クヴェモ・カルトゥリ・ルスタヴィ、トビリシの首都圏の、5行政区がある。
- シダ・カルトゥリの北部は、旧南オセティア自治州の領域で紛争断続中。その東、ムツヘタ=ムティアネティ・ムツヘタの北部は、チェンチェンゲリラの勢力拠点となっている危険地帯。
- 東部
- 行政区としては、カヘティ・テラヴィ1区。北西部の一角が、西に隣接するムツヘタ=ムティアネティ・ムツヘタの北部から地続きで、チェチェンゲリラの勢力圏にされているようだ。
人口分布
【参照データ】
- Georgia(Gridded Population of the World, version3)
統計に基づいた人口分布地図が公開されています。(コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意)
GPWvr3の、2000年の統計に基づく人口分布図では、人口は、原則として、大カフカス山脈にかかる地域など、険しい山地では疎。その他の地域では、概ね均一に分布し、首都圏など、一部大都市に、例外的集中が見られるようになっている。
他に、グルジアの都市集住率は53%弱とするデータもある。この数値は、全国平均値だろう。都市集住率は、人口密度が低い、山地地帯では全国平均よりされに高く、その他の地域では、低い、と想定していくといいと思われる。
つまり、人口分布図で人口密度が疎な地域では、都市以外の人口はさらに少ない、とイメージしていいだろう。
主要都市
- 西部
- クタイシ?。イメルティ地方の中心都市で、グルジア第2の規模の都市。
- スフミ?。アブハジア自治共和国首都。
- ズグディディ?。サメグロ地方の中心都市。
- バトゥミ?。アジャヤラ自治共和国?の首都。
- アハルツィヘ?。サムツヘ・シャワヘティ地方(メスヘティ地方)の主要都市。
- 東部
- テラヴィ?。カヘティ地方の主要都市。
正規の出入国ゲート
- 海港
- ポチ。旧アジャリア自治共和国?のパトゥミ。これらの都市は、内戦前は黒海沿岸のリゾート地として知られていた。
- 陸路
- トルコ共和国との間に、黒海沿岸のサルピ、やや内陸のヴァレの国境ゲートがある。
- アゼルバイジャン共和国との間に、バラカンと、国際基幹道上のシェキの国境ゲートがある。
- アルメニア共和国との間に、ノニツミンダ、ムガンロ、サダロフと、3ヵ所の国境ゲートがある。
- ロシア連邦との間に、グルジア中部の基幹道路「軍用道路?」北端に国境ゲートがある。(グルジアの「軍用道路」とは、ロシア帝政時代に溯る歴史的呼称で、普段は一般の通交にも用いられている。別に軍専用の道路ではない)
- この国境ゲートは、ロシア側では、南部連邦管区で北オセチア共和国?とイングーシチェア共和国?との境界付近に位置。2005年現在、この国境ゲートの通交は、ロシア側の情勢判断で閉鎖されたりもする、と想定。
- アブハジアとの間にも、ロシア連邦から敷設されている刻足自動車道が通っている。2006年現在、このルートは、アブハジアとの間で封鎖されており、一般人は通行できない。
- 国際鉄路
- ロシア連邦領からは、黒海沿岸に布設された国際鉄路が、アブハジアの領域を経由して敷設されている。しかし、2006年現在、このルートは、アブハジアとの間で封鎖されており、一般人は通行できない。
- アブハジアとの間に敷設されている鉄路は、沿岸部を離れた後、クタイシ?経由でトビリシ?に向かう路線と、旧アジャリア自治州?を経由して、トルコ共和国方面に通じる路線とに分岐。
- トルコ共和国領からは、北東のアルトヴィンから旧アジャリア自治州?の州都バトゥミ?に至る国際鉄路が布設されている。
- この路線は、バトゥミを経由した後、ポチの南方で黒海沿岸を離れ、アブハジア自治共和国領から来た路線に繋がる。トビリシ方面に向かう路線とも接合。
- アルメニア共和国との間には、首都トビリシから、アルメニア側のキーロヴァカン?に至る国際鉄路が布設されている。
- この路線は、アルメニア領内でキーロヴァカンからギュムリ?に至り、トルコ側のエルズルム?に至る基幹国際鉄路、アルメニア首都エレヴァン?方面に向かう基幹鉄路に分岐。
- アゼルバイジャン共和国との間には、首都トビリシから、アゼルバイジャン側のギャンジャ?に至る国際鉄路が布設されている。
- この路線は、アゼルバイジャン領内で、ロシア連邦のタゲスタン共和国?からカスピ海?沿岸をバクー?に至る路線、他の国際鉄路に連絡。
主要国内交通路
- 鉄路
- グルジア共和国内の鉄路は、旧ソ連時代に布設された路線網。現在は国際鉄路となって運航している。「正規の出入国ゲート」の「国際鉄路」の項を参照されたし。
- 道路網
- ロシア連邦との国境部から、首都トビリシに至る軍用道路?が、国内で最も整備された自動車道。他は、鉄道網に絡むように布設された自動車道が基幹道となり、各地方で地方道が山間に分岐していく。
別称類
「グルジア」の国名は、守護聖人、聖ゲオルギウス?の名に由来。しばしば、ロシア語?から派生した、とされるが、疑問もある。国名への採用はともかく、地域での聖ゲオルギウス尊崇は、ビザンツ帝国時代の東方正教からの、直接影響の可能性も考えられるからだ。
主要国の言語
- ロシア語名=Грузия
- 英語名=Georgia〔ヂォゥヂァ〕
- フランス語表記=G?orgie
- スペイン語表記=Georgia
- アラビア語名(音写)=(調査中)
- 中国語名=格?吉?
その他
リンク
関連項目
- グルジアの参照画像集
(別ウィンドウで、並べて見ると多分便利) - グルジアの有用地図集
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周辺地域、諸国
- カフカス地方
- 黒海?
- 大カフカス山脈
- 南カフカス地方?
- アゼルバイジャン共和国
- アブハジア自治共和国
- アルメニア共和国
- ウクライナ
- トルコ共和国
- 南オセチア自治共和国?
- ブルガリア共和国
- ルーマニア
- ロシア連邦の南連邦管区(ロシア連邦)
資料リンク
- グルジアの参照コンテンツ集
(別ウィンドウで、並べて見ると多分便利) - グルジアの基本情報 2009年版
(別ウィンドウで、並べて見ると多分便利)
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
- 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) - 「グルジア共和国の有用地図集?」を別に別けてみました。併せて、地域区分の関係に、地図類を見ながら読んでもらえば、分かり易いよう手を入れました。
多分、この方が便利と思います。(2006年4月18日) - 国名についての記述を正しました。(2006年7月31日)
- 2006-11-25 (土) 20:04:30 鍼原神無 : 「近況」の項を整理しました。
- 2006-12-22 (金) 07:06:22 鍼原神無 : 参照コンテンツ集を分離。併せて「近況」の関連を改訂。
検討
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参照:[ブルガリア共和国] [コルヒダ低地] [アルメニア共和国] [ウクライナの基本情報 2008年版] [アルメニア共和国の基本情報 2009年版] [ダゲスタン共和国] [大カフカス山脈] [アルメニア山地] [アゼルバイジャン共和国の基本情報 2008年版] [H&K G36] [テレク川] [ブルガリア共和国の基本情報 2008年版] [ロシア連邦の基本情報 2008年版] [ウクライナの基本情報 2009年版] [ロシア連邦] [国際関係の関連用語] [モルドバ共和国] [ヨーロッパ州のランド・マーク] [トルコ共和国] [カバルディノ=バルカリア共和国] [歴史上の実在人物] [アゼルバイジャン共和国の基本情報 2009年版] [クラスノダール地方] [ウクライナ] [旅行人ノート6『シルクロード』] [グルジアの基本情報 2007年版] [アジア州のランド・マーク] [アゼルバイジャン共和国] [現存国家] [GUAM] [グルジアの有用地図集] [アジア州の現存国家] [ルーマニア] [アフリカ州のランド・マーク] [グルジアの基本情報] [ヨーロッパ州の現存国家] [グルジアの基本情報 2008年版] [北オセティア=アラニア共和国] [ヨシフ・スターリン] [スラム山地] [グルジアの参照コンテンツ集] [トルコ共和国の基本情報 2008年版] [カラチャイ=チュルケス共和国] [グルジアの基本情報 2009年版] [ルーマニアの基本情報 2008年版] [アブハジア自治共和国] [グルジアの参照画像集] [アルメニア共和国の基本情報 2008年版] [アゼリー人] [中東]