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治療技能

治療技能 ちりょうぎのう

 「治療技能」は、「ブルーローズ」のキャラクターに設定される24種の技能の1つで、蟹座の技能。

 「傷病の手当てをする技能」、とルールブック、p.60にはある。

 技能値は、主に次のような判定に使う。

ルールの検討

 たんじゅんな応急処置は、治療技能がなくてもできるが、「複雑な症状を診断したり」「高度な障害へ対応するには」治療技能が必要、とある。この箇所の「障害」は、おそらく「傷害」の誤植だろう。


 「傷病の診断をする判定」の「治療+知性」判定と、「治療+直観」判定との使い分けは、GM裁量だろう。GMをする人には、使い分け方針を検討しておくことをお勧めする。


 他の技能でも言えることだが、技能を略して「治療」と呼ぶのは、セッション現場では、まあ仕方ない面があるが、できるだけ控えたほうが望ましい。狭い意味での治療行為よりも診断が重要な状況だってあり得るからだ。


 ルールブックp.60には、「治療技能がなくても簡単な応急手当はできる」かのように書かれているが、p.69には「治療+知性」以外の応急手当については言及が無い。

運用

基本

 ルールブックに見られる用例。

「治療+知性」判定
  • 応急手当をする判定(ルールブック、p.60、69)
  • 診断をする判定(ルールブック、p.60)
    場合によっては「+直観」
    「治療+知性」判定との使い分けは要検討だろう。この件は、「応用」の項で検討したい。
「治療+直観」判定
  • 診断をする判定(ルールブック、p.60)
    「治療+知性」判定との使い分けは要検討だろう。この件は、「応用」の項で検討したい。
「治療+器用」判定
  • 手術をする判定(ルールブック、p.60)。

応用

 ルール準拠、ないしは順当な適用で、ルールブックに用例の見当たらない使い方。

治療技能なしの「応急処置」の処理
 これは、ルールに「できる」とあるだけで当該ルールの記述がみあたらない。
 1番シンプルな考え方は、「治療技能なしの場合は、技能無し判定で試みてもいいよ」と運用する。
(上の運用に納得いかない場合は、GMが運用方針を検討しておくといいだろう。この件は「ハウス運用」の項で検討したい)
傷病の診断をする判定の運用
 「治療+知性」判定「治療+直観」判定の使い分けについて。
  • GM裁量の範囲内のはずだが、ここでは、原則として「治療+知性」判定を用いる運用を提唱したい。
    知性能力直観能力のゲーム的意味づけを根拠に「『治療+直観』判定」は、オーパーツなどに由来する未知の傷病など」の診断に限定する」運用を提案しておく。
    魔術や呪術に由来する症状も、シナリオごとのオーパーツ設定に応じて「治療+直観」を使ってもいいかもしれない。しかしこの関連は「魔術+知性」、「魔術+直観」や、「共感+直観」の判定を優先することをお勧めする。(言うまでもなく分野が得意なPCの出番を奪わないため)
    魔術や呪術に由来する症状の、治療技能を使った診断は、どんなに達成値が高くても「これは普通の症状ではない、とわかる」に留めた方が無難ではある。
  • 充分な設備、例えばX線撮影ができないにも関わらず内蔵の損傷を診断する場合などに「治療+直観」判定を用いる運用もあるかもしれない。
    「治療/分析+直観」の組合わせ判定を用いた方が、よりもっともらしいだろう。
「治療+社交」判定
  • 情報収集のルール(ルールブック、p.92〜)の、類例を根拠に「医療関係者からの聞き込みによる情報収集」に使うといいだろう。
    「医療従事者」には、厚生省の役人や医薬品会社の営業員などを含めてもいい。地域のウィッチ・ドクター(呪術医)の類を含めるかどうかは、GM裁量だろう。ここでは、「ウィッチ・ドクターのNPCが、西欧医学に不信感を抱いていない場合には使える」との運用を提案しておく。
  • 社交能力のルール規定(ルールブック、p.56)を根拠に、診察判定とは別に、傷病や患者についての情報を聞き込みする情報収集に使う運用を紹介しておく。
    物語内行為としては診察行為の一部のようにしておこなわれても構わない。つまり、診察する患者の発言などから、地域の感染状況や、疾病に対する地域社会の反応などを推測する場合などに使うといい。
    医療従事者への聞き込みが専門的な知見についての聞き込みであるのに対し、こちらの判定は、主に患者やその近親者を対象に、一般的な感情を「聞き込む」場合に使うものとする。
    口が重い相手から、信頼をかち得て情報を聞き出すには「治療/共感+社交」の組合わせ判定を指定するといいだろう。

ハウス運用

 部分的なルールの拡大解釈も含んだ応用例。

治療技能なしの「応急処置」の処理
 これは、ルールに「できる」とあるだけで当該ルールの記述がみあたらない。「治療技能なしの場合は、技能無し判定で試みてもいいよ」とする運用に納得がいかない場合は、GM裁量で方針を決めておくといいだろう。
  • 「治療技能なしの応急処処置では、昏倒状態から回復する効果があるのみ」と限定したハウス運用を方針とする。ダメージ回復はしないし、昏倒からの回復は応急処置でなくても可能だが、要は気持ちである。
  • 「治療技能なしでおこなう場合は[[運試判定で処理する」とハウス運用する。
    この場合、「羅喉(大凶星)」のカードを抜いて基本型運試しをおこない、「太陽(上昇星)」のカードが出たら「治療+知性」成功時同様にダメージ回復。「土星(兇星)」のカードが出たら、若干ダメージが増す、との運用を提案しておく。他のカードが出たら、ダメージ回復はないかわりに、カード・イメージを踏まえた情報を暗示的に伝えるマスタリングを考えるといいだろう。
    例えば、「水星(変化の兆し)」のカードをひいたら、「応急手当中、夢うつつに何かのインスピレーションを得る」など。

治療技能を使ったハウス・ルール

 「ハウス運用」との区別は、他のルールや、ゲーム運営ゲーム・コンセプトも考慮して判断するといいでしょう。

  • ハウス・ルールは、増えたら積極的に別ページに分けてくといいように思います。
◎◎を処理するハウス・ルール

活用や検討

活用


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更新日時:2006/07/26 00:06:55
キーワード:
参照:[情報技能] [小辞典ルール編] [技能] [チップス集]
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