エレファンティネ島
- エレファンティネ島 エレファンティネとう (簡易版)
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エレファンティネ島は、アスワン市の中心市街がナイル川に面している地域で、南寄りの地区に対面するように、ナイル川に浮かんでいる。
島は、ナイル川の流れに沿う方向に長く、長さ1.2kmほど。最大幅は400mほど。
下流側の西方には、やはりナイル川に浮かぶキッチナー島が至近。
エレファンティネ島には、アスワン市のナイル沿いから、ファルーカ(観光客用小形ボート)で渡れる。ファルーカの渡し場は、エレファンティネ島中部に2箇所、南部に1箇所の計3箇所。いずれも、島の東岸にある。
ただし、北部の渡し場は、島北部に位置している大きなホテル専用の渡し場になっている。一般の観光客などは、他の渡し場を利用することになる。
南部に、古代の街区の遺跡が遺り、クヌム神の神殿址、ペピナクト?の聖所跡、他が見られる。他に、アスワン博物館も存在。アスワン県各所からの出土遺物が収蔵展示されている。エレファンティネ島の考古調査で出土した、クヌム神に見立てられていた羊のミイラも見られる。
この博物館はあまり大きくなく(と、想定)、アスワン市中心市街の南に近接しているヌビア博物館?の方が、大きめだし設備もいい。
アスワン博物館から数十mの島南西岸には、現存最古と鑑定されているナイロメーター?も遺っている。
島の中部には、やや大きめのヌビア人集落が存在。観光客相手のみやげ物店、飲食店なども営まれている(と、想定)。
島の北部には、外国人向けの設備も整った、大きな高級ホテルも存在。
エレファンティネ島は、南部の遺跡地帯を除けば、緑地が豊富で、ヌビア人集落や、ホテルの敷地の周りを緑地が取り巻いている。
アスワン市街との往来に用いられるファルーカの渡し場は、中部南寄りと北寄りで、ヌビア人集落地区の近くに一般用が1つずつ位置。ホテル専用の渡し場は、島の北部南端に位置。市街地側の渡し場は、それぞれ、島側の渡しの対岸に、対応した物が1つずつ設けられている。
エレファンティネ島は、古代エジプトの言語では、アブー(Abu)、又は、イェブー(Yebu)と呼ばれ、やはり象を意味した。
古代エジプトの伝統的な地域感覚では、現在のエレファンティネ島の上流で遠くないサヘイル島?の北(下流)あたりに位置するナイル川第1急湍〔きゅうたん〕から南がヌビア地方とイメージされた。
エレファンティネ島は、古代エジプトでは、交易地であると同時に、防衛拠点として用いられた。又、建築用工芸用の石材切り出し場も営まれた。初期王朝時代には、島の主要部は囲壁で囲われていた。
古代の伝統的な宗教では、エレファンティネ島には、クヌム神が住まい、ナイル川水位の増減を司る、とさえれていた。
現在遺っているクヌム神殿址は、末期王朝時代?の第30王朝?頃に全面改築され、グレコ・ローマン時代に修築された神殿の基壇部分。古代碑文類に見られる記録からは、初期王朝時代?の第3王朝?頃には、既に、同じ場所でクヌム神殿が営まれていたことが窺える。
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参照:[アスワン市] [センウセレト3世] [歴史的ヌビア地域略史] [アフリカ州のランド・マーク] [神話、伝説のキャラクター] [カシュタ] [アメンエムハト1世] [フィラエ島のイシス神殿] [歴史的ヌビア地域] [クヌム神] [アンテフ2世]