ハルガ・オアシス
ハルガ・オアシス
- アラビア語名の音
- Al-Waha al-Kh?rga
- (ただし“al-Kh?rga”は、エジプト訛りの現地音。正調アラビア語の音は“al-Kh?rija”)
- 英語名
- Kharga Oasis
- フランス語名
- L'oasis d'al-Kharga
PCが予め知ってていい情報
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小辞典版推奨判定
- 「交流+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 ハルガ・オアシスは、アル-ワディ・アル-ジャディッド県東部の沙漠内に位置するオアシス地帯。
- ルクソール市の西方やや南寄り、地図上の直線距離で概ね200kmほどに位置。西方沙漠の5大オアシスの内で、最も南方にある。オアシス地帯は、東西幅20km〜80kmほど、南北長160kmほど。人口、およそ6万人ほどで、元はベルベル系?住民が主体だった。
- 現在は、アラブ系エジプト人も多数移住している他、ヌビア系の住民も数千人いる。彼らのほとんどは、アスワン・ハイダムが建造されたため、現在のハイダム湖?周辺から移住した人々とその子孫だ。
- 現在は、農牧業が主要産業。他に、ヤシの葉を使った篭や敷物などが伝統的工芸品。
- 中心市街は、オアシス地帯の概ね南北中ほどに位置。アル-ワディ・アル-ジャディッド県の行政中心も兼ねる。ナイル流域のアシュート市、西方のダフラ・オアシスとの間が、舗装された自動車道で結ばれている。他に、南方の小オアシスに通じる沙漠道も通っている。
- 小辞典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 ハルガ・オアシス、及び、近傍の主要な遺跡、史跡には、次のようなものが有名。
- ヒビース神殿の遺跡?
古代エジプトがアケメネス朝ペルシア?に支配された時期からプトレマイオス朝?の時代にかけて修築された神殿址。 - バガワードの墓域?
紀元後2世紀頃から7世紀頃にかけてのコプト教の共同墓地。 - クァーサル・エル-レベッカ?
ローマ時代に建立された砦(クァーサル)のような建物の遺跡。 - アイン・ウンム・ダハディブ?
ローマ時代に沙漠内を行くキャラバン・ルート沿いに、ハルガ・オアシスの玄関口のように建てられた建物の遺跡。 - エッ-デール?=かつて、ハルガ・オアシスとナイル川流域とを結んだキャラバン・ルート沿いに建てられていた防備用の砦の遺跡。
- クァーサル・エル-グウェイタ?
「クァーサル(城砦)」の通称で呼ばれているが、古代の神殿の遺跡。 - クァーサル・エル-ザヤーン?
「クァーサル(城砦)」の通称で呼ばれているが、プトレマイオス朝?時代に建立された神殿の遺跡。
- 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小辞典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値12〜14」
- 詳しい情報 エジプト西方沙漠の大きなオアシスは、古代から砂漠を通るキャラバン・ルートで結ばれていた。ハルガ・オアシスは、古代キャラバン・ルートが交差する古代地域センターの1つで、沙漠遊牧民の立場から見れば、ナイル渓谷に到る直前の、要地だった。
- このキャラバン・ルートは、沙漠遊牧民の間では、サハラ沙漠を横切り、西アフリカの地中海沿岸にまで到るルートとして認識されていた。
- 一方、古代エジプト文明?の側では、ハルガ・オアシスの存在は、古王国時代?には既に、一部には知られていたようだ。しかし、一般には、ナイル渓谷の西方は「セト神の息子たち」と呼ばれる沙漠遊牧民が居住する人外の地とイメージされていた。
- 中王国時代?にエジプト王朝がヌビアにも支配地域を広げるに連れ、ハルガ・オアシスにも王朝の支配が及ぶようになった。ナイル渓谷の西方を通るキャラバン交易を管理するためだ。このルートでも、黄金や奴隷など南方の産物が運ばれてきた。
- 中王国時代頃から、ハルガ・オアシスにもエジプト風の寺院なども建てられるようになり、同時に、エジプト社会にとって好ましからぬ人々を流す流刑地のように用いられはじめた。
- エジプトがローマ皇帝領になった後は、キャラバン・ルート沿いに多数の砦が建造され、駐屯兵団も置かれた。この時代の砦跡は、現在もオアシス内外の一帯に遺っている。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
交通路
- 自動車道
- ハルガ・オアシスの南方にあたるアシュート市(アシュート県の行政中心地)との間に、主要道が設けられている。
このルートでは、遠距離バスが運行されている。 - ハルガ・オアシスの南方に位置する小オアシス(バーリス・オアシス?との間に沙漠道が設けられている。
- ハルガ・オアシスの概ね西方に位置するダフラ・オアシスとの間に沙漠道が設けられている。
このルートは、ダフラ・オアシスをすぎた後、北方に大きくカーブ。バウィーティ・オアシスに達すると、ファラーフラ・オアシス他を経由してギザ市に至るルート、西方のシーワ・オアシス?に到るルートにアクセスしている。
- 鉄路
- 空港
- ハルガ・オアシスの北東に近接して、国内線専用の地方空港が設けられている。この空港は、カイロとの間に週1便程度の軽飛行機便が往来しているくらい。
(さらに、この空港は、砂嵐の季節、しばしば閉鎖される、と想定してもいいだろう)
リンク
関連項目
資料リンク
- Wikipedia英語版:Kharga_Oasis
Wikipedia英語版:Al_Wadi_al_Jadid - KHARGA-Intro〜Practicalities(EGYPT,LOOKLEX)
- Introduction to Kharga Oasis(Kharga Oasis,Egyptian Monuments)
- Kharga(Destinations in Egypt)
El Kharga Home(Tour Egypt!) - KHARGA(WESTERN DESERT,Center for Sinai)
- KHARGA OASIS(Cities Maps in Egypt,Minamar Hotel)
- Map of Kharga Oasis in Egypt's Western Desert(Map of the Egyptian Western Desert and the Oases,Egypt my way)
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[アフリカ州のランド・マーク] [ダフラ・オアシス] [ランド・マーク] [エジプトの5大オアシス] [リビア沙漠] [アル-ワディ・アル-ジャディッド県] [アシュート市] [ムト,ダフラ・オアシスの〜] [西方沙漠,エジプトの〜] [ハルガ市] [バフレイヤ・オアシス]