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交流技能

交流技能 こうりゅうぎのう

 「交流技能」は、「ブルーローズ」のキャラクターに設定される24種の技能の1つで、牡羊座の技能。

 「他人と付き合い、友好関係を築くための技能」と、ルールブック、p.60にはある。

 技能値は、「+社交」の判定方式で用いることが多いが、他の能力値を使った判定も珍しくはない。

ルールの検討

 ルールブック記載の用例をみていくと、「交流技能」を「他者と馴染む技能」とみなしていくと、概ねに楽に運用していけると思われる。

 交流技能を使った判定が成功して、実行できる行為は「論理的なものではなく、気遣いや親和性を表し」その代わり、言葉の通じない相手や、異文化に属す相手にも有効となる旨、ルールに記されている。

 つまり、交流技能を使うと、言葉の通じない相手でも――

  • 異文化の風習への配慮(気遣い)
  • 相手の警戒を解く(親和性)

――といった関係の判定に挑める。

 交流技能についてのより細かなルールは、ルールブック、p.88にある。こちらには、――

  • 主に「+社交」の判定方式で用いるが、場合によって、知性意志直観筋力敏捷などの能力値?と併せて使うこともある
  • ただし、専門的な技能が設定されてるような分野についての専門的な話題には、より適した技能を用いる

――といった趣旨が記されている。

 そして、「あまり分野が明確でなく、あまり相手の負担にならない事項を頼む」交渉には「交流+社交」を使う、ともある。(この箇所、特に前半の意味がとりづらいので、別途検討したい)

交流技能はどこまで通じるのか?
 基本的には、人間相手に有効とし、人間離れした相手には、相手に応じて目標値を上げていく処理がいいように思えます。
 GMは、人間離れしたNPC(例えば天使)について、「今はその技能使える状況ではない」などと却下すべきこともあるでしょう。
 ロボットの類など、馴染む余地のないクリーチャーについては、その旨、はっきり言うマスタリングの方がいいでしょう。
 馴染む余地がある相手とGMが考えるなら、例えば「天使相手には、常に使用不可」と採られないようにしたいところです。
(もちろん、人間相手でも、目標値をあげてく状況や、「今は通じる状況でない」とするケースもあるはずです)
「あまり分野が明確でなく、あまり相手の負担にならない事項を頼む」交渉
 ルールブックのp.80にある、あまり明確でない記述である。
 とりあえず「あまり相手の負担にならない事項を頼む交渉には『交流+社交』を使ってもいいが、他の技能で優先的に処理されるべき事柄を頼む場合には、より適当な技能を優先する」(あえて交流技能に頼ると、目標値があがる)、くらいに解釈しておくといいのではなかろうか(?)。ルールブックで前後の流れを見ると、そんなところだろうと思えるのですが。

運用

基本

 ルールブックに見られる用例。

「交流+社交」判定
  • 相手の警戒を解き、親しくする(ルールブック、p.60)
  • 「あまり分野が明確でなく、あまり相手の負担にならない事項を頼む」交渉に使う(ルールブック、p.80)
    (このページの「ルールの検討」の項を参照されたし)
  • 「聞き込みの交渉」に使う(ルールブック、p.92)
     犯罪関係の聞き込み、軍事関係の聞き込み、高い地位が有効な聞き込みは、別の判定を優先する旨、この判定では、成功しても物語内時間が消費される旨も続けて記されている。
「交流+直観」判定
  • 文化的習慣の違いに気づく(ルールブック、p.60)
  • 土地勘のない他国を歩き回り、情報源になりそうな人のあたりをつける(ルールブック、p.92)
     「あたりをつける」までの判定であることに注意。この判定では、成功しても物語内時間が消費される旨も続けて記されている。

応用

 ルール準拠、ないしは順当な適用で、ルールブックに用例の見当たらない使い方。

「交流+社交」判定の対抗判定
 「交流+社交」への対抗判定は、特にルールブックに見当たらないと思います。判定処理をするなら、「+意志」で状況に応じた技能値と併せて使用、でいいように思えます。
「交流+社交」判定
  • 「交流+直観」判定に失敗して、相手にとって不愉快な言動をとってしまった直後に、「ごめんね」と水に流してもらう判定に使う。「相手の警戒を解き、親しくする」の応用である。内輪での通称「取り繕い判定」。

ハウス運用

 部分的なルールの拡大解釈も含んだ応用例。

「文化的習慣の違いに気づく」判定
 ルールブックでは「交流+直観」判定'で、「文化的習慣の違いに気づく」(p.60)、とありますが、これを「異文化の風習に配慮できる」と限定するハウス運用を紹介します。
 直観能力の用法が便利すぎる、と気になるGM向けです。
  • 相手が喜ぶこと、嫌がることなどが何か直観的に配慮できるけど、「相手の風習と、自文化の風習と何がどう違うか気づく」には別の判定が必要、とするハウス運用になります。
    「交流+知性」判定に成功できると、何がどう違うかにも気づけて、他のキャラクターへの説明も不可能ではなくなる、との付随ハウス運用も紹介しておきます。
    上記の「交流+知性」判定のハウス運用は、「情報+知性」や、場合によっては「歴史+知性」でも代用可能としていますが、より目標値を高くしています。また、気づける内容も「交流+知性」判定は、より当の相手の気持ちに沿った説明ができる、としています。「情報」や「歴史」では、百科事典や教科書に載ってるような知識しか、説明できない、としています。

交流技能を使ったハウス・ルール

 「ハウス運用」との区別は、他のルールや、ゲーム運営ゲーム・コンセプトも考慮して判断するといいでしょう。

  • ハウス・ルールは、増えたら積極的に別ページに分けてくといいように思います。
◎◎を処理するハウス・ルール

活用や検討

活用

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更新日時:2006/08/08 12:08:25
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参照:[技能] [情報技能] [地位技能] [言語技能] [ハウス処理:「主要国の言語」の処理] [チップス集] [小辞典ルール編]
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