超古代文明
超古代文明
ちょうこだいぶんめい
- シームレス・ワールドの用語解説。
ゲーム・コンセプトとの関係も深い。
公開情報級解説
「超古代文明」は、ローズ考古学財団が、オーパーツを手がかりにした研究を通し、実態解明をしようとしている喪われた謎の文明だ。ただ、歴史研究の分野では研究上の仮設文明と言わざるを得ない。
「ブルーローズはいまだ学会で認められないユニークな視点、独自の切り口で古代史研究に取り組む」(ルールブック、p.25「ブルーローズの目的」)。
つまりは、ブルーローズ部門が、1970年代に創設されて以来、解明に取り組んで来ている超古代文明について、シームレス・ワールドの一般社会での取り扱いは、リアル・ワールド同様、トンデモ話扱い、と言うことになる。
なぜなら「いまだ学会で認められていない、ユニークな視点、独自な切り口」での研究だからだ。
平たく言えば、東スポ風タブロイド紙で大見出しを飾ることはあっても、クオリティ・ペーパーでまともに扱われることはないのが、超古代文明説だ。なぜなら、「ブルーローズ」のオーパーツは、異常との遭遇を引き起こし、陰謀組織の多くはシャドウ・ウォーズやオーパーツ、超古代文明の手がかりを隠蔽するからだ。
おそらく、クオリティ・ペーパーの記者や編集者の大多数は、キャスト・レベルが0か1なのであろう。
キャストLev0や1の各国研究者も、おそらくローズ考古学財団の平常業務や、PCチームのミッションの一部(を誤解したもの)――、例えば紛争地帯からの遺物の緊急移送、危険地帯で活動する研究者の警護、救難などについてはきちんと評価できるだろう。
しかし、彼らは、ブルーローズ部門の本来の任務や、PCたちの活動の真意を理解することはできない。
なぜなら、彼らは異常との遭遇判定に挑むことすらできないからだ。
では、キャストLev1の研究者は、超古代文明(説)について本心ではどう思っているか――
詳細は、個々のGMに委ねられているが、例えばこんな研究者は、シームレス・ワールドのどこかには、いるだろう――
「だいたいだねぇ、『超・古代文明、すなわち古代文明の凄いの』の話なのかね? それとも『超古代・文明、すなわち、古代よりもはるかな太古にも文明があった』という話なのかね? いくらヨタ話と言ってもだね、基礎概念からして、てんでなっちゃいなのだよ(苦笑)」
しかし、「いまだ学会で認められないユニークな視点、独自な切り口で古代史研究に取り組む」《ブルーローズ》としては、超古代文明の手がかりを秘めていると思えるオーパーツらしきものに関らざるを得ないのである。
かくして、PCチームに新たなミッションがくだる。
プレイヤーやGMとしては、「超古代文明」を、フィクションの題材として、心に余裕を持って楽しんでいくのがいいと思います。
限定情報級解説
- プレイヤー専門の人が限定情報の内容を知るのは、「情報をシナリオ中で獲得したときか、GMをするとき」とされている。
秘匿情報級解説
- 「秘匿情報」の内容は、ルールで口外が禁じられてる。
「増補待ち」。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
補足説明
- 超古代文明の特徴
- 「ブルーローズ」で扱われる超古代文明には、いくつか特徴がある。
- それは、オーパーツを手がかりにして解明が試みられていく何かである。
- しかし、超古代文明の解明自体は、必ずしもPCが達成しなくてはならないものではない。
もちろん、PCが解明に寄与できれば、それに越したことはない。しかし、それを言うなら、個々のミッションの達成自体、PCの立場からの、超古代文明研究への寄与になるはずなのだ。
個別のミッションで確保されたオーパーツを研究し、超古代文明をどこまで解明できるかは、PCたちもNPC(マリアなど)も含めたブルーローズ部門全体の問題になる。つまり、キャンペーン展開やGMの意図も関る。 - PCについては、例えば、運命表の運命を見比べてみるといい。「超古代文明の解明」以外の個人的動機付けを(少なくとも作り立て時点では)設定されているPCもいるはずだ。
(「太陽・乙女座」、「水星・天秤座」、「木星・蟹座」など)
もちろん、一方で「太陽・牡牛座」、「水星・蠍座」、「木星・乙女座」といった運命もある。これらの運命や縁故を、どのように扱い、縁故値を伸ばしていくか、減じていくかは、基本的には担当プレイヤーに委ねられている。
- しかし、超古代文明の解明自体は、必ずしもPCが達成しなくてはならないものではない。
運用
GMとしての1つの考え方は、「ブルーローズ」での超古代文明を、「キャンペーン・プレイで、個々の冒険を物語的に導いく長期的な『謎』」とみなす、という考え方だ。
だいたい、オーパーツ自体が「ブルーローズ」では、「何だかよくわからないけど異常な出来事を起すもの」である。
その「何だかよくわからないもの」を手がかりにしないと解明されない超古代文明が、謎でなくてなんだと言うのだろう? 財団研究所のマリアの気苦労は推して計るべし、と言うものである。
キャンペーン・マスタリングについては、GMごとにスタイルも考え方もいろいろあると思います。この件に関しては「キャンペーン・プランニングのチップス」の「考え方A」を参照してください。
活用や検討
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参照:[アイスランド共和国でのミッション] [古代エジプト略史] [サバ王国] [U.K.(連合王国)でのミッション] [セレスティアル・ゲート] [先史文明遺跡126号] [天命の書板] [電脳技能] [ゲーム・コンセプト] [マルドゥック神] [シリア=アラブ共和国] [母語] [コソヴォ=メトヒヤ自治州] [Truth In Fantasy 『超古代文明』] [ローズ考古学財団の基本理念] [セルビア共和国] [オーパーツ] [BRICs] [銀の暁] [至高体験] [エジプト誌] [モーター・エクソスケルトン] [プレイヤー・キャラクター] [アーティファクツやオーパーツ・ソース] [アイテム運搬用特殊バッグ] [オフィシャルNPCと組織、他] [古代エジプト時代] [シームレス・ワールド] [アルメニア人] [クウェート国] [ティグラト・ピラセル3世] [デイビッド・スターライト] [サード・アイの秘儀] [オーパーツの暴走] [バグダード電池] [超古代文明] [小辞典] [ジュピター重工業] [ブルーローズ] [UFO] [ルールブック] [チップス,キャンペーン・プランニングの〜] [シリア沙漠] [パンノニア平原] [方言] [歴史技能] [小辞典ルール編] [陰謀組織] [神聖言語]