東アフリカ
- 東アフリカ ひがしアフリカ (East Africa) 簡易版
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「東アフリカ」は、アフリカ州の東部を大まかに指す地域名。大地溝帯?より東で、インド洋などに面していて、南アフリカ地域よりも北の地域、とイメージされることが多い。
国連の定義では、以下の17カ国、及び、フランス海外領2つの領域が東アフリカとされている。
- ウガンダ共和国
- エチオピア連邦民主共和国
- エリトリア国
- ケニヤ共和国?
- コモロ連合
- ザンビア共和国
- ジブチ共和国
- ジンバブウェ共和国?
- セシェル共和国?
- ソマリア民主共和国
- タンザニア連合共和国
- ブルンディ共和国?
- マダガスカル共和国
- マラウイ共和国
- モザンビーク共和国
- モーリシャス共和国
- ルワンダ共和国
- フランス領マヨット?(海外準県)
- フランス領レユニオン?(海外県)
上記、国連定義の東アフリカの内、「アフリカの角」と呼ばれる地域に含まれるのは、エチオピア、エリトリア、ジブチ、ソマリア、の4カ国。アフリカの角は、東アフリカの南東辺を占めている形になる。
ザンビア、ジンバブウェ、マダガスカル、マラウィ、モザンビーク、の5カ国は、しばしば南アフリカ地域の国とされる。ブルンディ、ルワンダの隣接した2カ国は、国連定義では中央アフリカ地域の国と区分されているが、やはり、しばしば南アフリカ地域の国とみなされる。
コモロ連合、セシェル、及び、フランス領のマヨット、とレユニオンは、インド洋の島嶼からなる。
また、地理的な意味では、時として、エジプト=アラブ共和国とスーダン共和国の領土も東アフリカに区分されることがある。しかし、これらの国は、普通は北アフリカの国とされることの方が多い。
地域では、1981年から営まれていた国際交易圏を改訂する型で、1994年からCOMESA(東部、及び南部アフリカ共通市場)?が営まれてきた。COMESA加盟国は、2000年から自由貿易圏を設定し営んでいる。
【参照地図】
(東アフリカ地図,Wikimedia Commons)
やや詳しい情報
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普通言われる東アフリカ地域は、赤道を挟んだ南北の低緯度地方に広がるが、内陸部は高地になっていて、キリマンジェロ山?、ケニヤ山?の2大高峰を擁している。
インド洋などに面した沿岸部低地は湿潤だが、高山地帯の降水量は少なめで、サバンナ性の草原が優勢。大地溝帯沿いに点在する湖を結んで水系が流れるほか、ヴィクトリア湖?などの湖もある。これらの湖水の水源は、高山地帯の積雪からの融水が主になってきた。
像、水牛、ライオン、豹、サイなどの大形野獣の生息数が、減ってきているとはいえ多く、自然保護に勤められている。近年は、ウガンダ、ケニヤ、タンザニアなどで、エコ・ツーリズム?路線の観光業が盛ん。
東アフリカ地域では、中世には、インド洋を利用して往来したイスラム商人が、沿岸都市を拠点に内陸部と盛んに交易した。また、地域の北部では、新石器時代にまで遡ることができるナイル水系?沿いの中継交易も盛んだった。
現在は、かなり広域にイスラム教も伝わっているが、北アフリカに比べると、浸透経過は緩やかだった。そのため、内陸部では伝統的な黒人国家が長く営まれた。現在もスワヒリ語系統の言語が広く用いられている。
ちなみに、東アフリカ地域のインド洋に面した沿岸部は「スワヒリ海岸?」とも呼ばれる。
スワヒリ海岸沿岸部の都市では、イスラム教が定着して長い伝統を持ち、南アジア系移住者の子孫なども多い。キルワ?(タンザニア)、モガディシオ?(ソマリア)などが代表例だ。沿岸部の交易都市と、内陸部の黒人国家が主要交易品に奴隷を扱っていたような歴史もある。
ヨーロッパ人も沿岸部には、16世紀頃からやって来ていたが、やはり沿岸都市を寄港地とする、島嶼を占拠するなどをしていた時期がしばらく続いた。内陸部にヨーロッパ勢力の侵略の手が伸びたのは、19世紀頃からと言える。
ヨーロッパ諸国が、地域に本格的に侵出した19世紀から20世紀初頭、地域で独立を保てたのは、エチオピアだけだったが、エチオピアも第2次世界大戦中、イタリアに占領された。
第2次大戦後、数十年してから、地域の国家は次々独立したが、ほとんどすべての国が内戦やクーデタ、軍事政権に苦しんできた。現在も、内戦が続いている国が多い。複雑な民族事情、部族対立などが関わって、ある国で起きた内戦の悪影響が、しばしば周辺諸国に波及した、との事情もある。
地域にあって、比較的安定した国情を維持してきた国として、ケニヤとタンザニアとを挙げることができる。
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