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エジプト誌

アーティファクツオーパーツ・ソース

 「アーティファクツやオーパーツ・ソース」では、文字通りの「工芸品」や、「考古遺物(Archaeological artifacts)」だけでなく、「ブルーローズ」のシナリオで、オーパーツのソースとして使えそうな物品、古文書類についての項目も、広く挙げていきたいと思います。

 架空、実在を問いません(記事中で、架空と実在の区別を解説することは推奨)。

 UFOや、ミイラなど、普通は「アーティファクツ(工芸品)」に含めないものでも、オーパーツのソースとして使えそうならここで構わないものとします。

 UMAの類などは、別扱い(クリーチャー?)にしたいと思います。

注記

 小辞典では、このページにある以下の簡単な解説を、みな「PCなら予め知ってていい情報」とみなすことにします。

関連用語

アーティファクツ
 一般には「美術、工芸品」を意味する。主に「文化的価値や骨董的価値のある工芸品の類」がイメージされがちだ。広義には、「人工物」全般を指すこともあるが、ニュアンスとしては大量生産品にはそぐわない。
 考古学用語としての「アーティファクツ」は、「考古遺物(Archaeological Artefact)」、つまり。「考古学的に出土した人工遺物物」の意味で使われる。
遺物 いぶつ
 欧米語の考古学用語で、“Archaeological aratefact(考古遺物)"の訳語。遺跡から発見された道具類など、強いて言うなら動産類の総称。建造物など、不動産の類は含めない。
オーパーツ
 「ブルーローズ」のセッションでは、ミッションの焦点になることが多い物品。オーパーツらしき物の確保がオープン・ミッションになるセッションは多いだろう。超古代文明の手がかりと、超常パワーを秘めているかもしれない物でもある。
超古代文明 ちょう こだい ぶんめい
 ローズ考古学財団においては、オーパーツを手がかりにした研究を通し、実態が解明されていくことが期待されている謎の文明であり、歴史研究のための仮設上の文明である。
 「ブルーローズはいまだ学会で認められないユニークな視点、独自の切り口で古代史研究に取り組む」(ルールブック、p.25「ブルーローズの目的」)。
 つまりは、ブルーローズ部門が、1970年代に創設されて以来、解明に取り組んで来ている超古代文明について、シームレス・ワールドの一般社会での取り扱いは、リアル・ワールド同様、トンデモ話扱い、と言うことになる。
 なぜなら「いまだ学会で認められていない、ユニークな視点、独自な切り口」での研究だからだ。

アーティファクツやオーパーツ・ソースの項目INDEX

ア行

アイスマン
 1990年代の初頭に、ヨーロッパ・アルプス?山中の高山地帯で、偶然登山家に発見されたミイラ?の通称。
アスクレピオスの杖 アスクレピオスの つえ
 古代ギリシアで治癒神として盛んに崇拝されたアスクレピオス?の持物とされたロッド(杖、または棍棒)。
(アスクレピオスは、生まれは半神だったが、医療を司る治癒神としての崇拝が盛んになった)
 現代の欧米社会では、しばしばカドゥケウスの杖と混同されているが、アスクレピオスの杖をデザイン化したマークを、用いている医療団体も少なくない。
アッシュル・バニパル文庫 アッシュル・バニパルぶんこ(ニネヴェの図書館)
 ニネヴェ遺跡?出土の粘土板文書の内、アッシリア帝国?の帝王、アッシュル・バニパルが収集した古文書コレクションを指す総称。19世紀に発掘された。
 「ニネヴェの図書館」、「アッシュル・バニパルの図書館」などと呼ばれることもあるが、粘土板文書のコレクションを指す呼称としては「アッシュル・バニパル文庫」が相応しい。
アッシリアの王碑文 アッシリアの おうひもん
 古代アッシリア?で各種記念碑、宮殿の壁、角柱柱、円柱柱、記念埋蔵物などに刻まれた碑文の内、ときのアッシリア統治者の1人称形式で語られた碑文類を指す総称。カテゴリー名は、現代の研究者による便宜的なもの。
 戦勝や征服事業の経過などを顕彰した政治的文書が多いが、中には、宗教的性格の強い奉納碑文などもある。
アンク
 俗に「エジプト十字架」とも言われるシンボル。古くは、エジプト伝統神たちの持物(アトリビュート)とされていた。
ヴィクスの女王 ヴィクスのじょおう
 フランス北東部のコート・ドール県で20世紀半ばに発見された、高い身分にあったはずの女性遺体の通称。
 ヴィクスの墳墓と呼ばれる、ケルト文化の石室墓内から発見された。墓室の作り、副葬品の豪華さから俗に「女王」とも呼ばれるが、その素性については定かには解明されていない。研究者の多くは「ヴィクスの貴婦人(the Lady of Vix )」と呼ぶ。
ヴィレンドルフのヴィーナス
 「石器時代のヴィーナス?」と総称される、地母神と思われる像の1種。現オーストリア領ニーダーエスターライヒ州(低地オーストリア州)の南部に位置するヴィレンドルフ?近くで出土した。
 「ヴィレンドルフの婦人」とも、「ヴィレンドルフの女神」とも。
エジプト誌 エジプトし
 紀元前3世紀頃、初期のプトレマイオス朝?に仕えた古代エジプト人マネトーの著作。内容は、古代エジプト王朝の伝統的な王統譜を王朝譜に編纂した、と思われるもの。古典ギリシア語?も読み書きできたマネトーは、この著作を“Aegyptiaca”または、“Aigyptiaka”と題していたようだ。現在は、『エジプト史』と呼ばれることもある。
オベリスク
 普通は、古代エジプトの王朝によって作製された、特定のスタイルの記念碑を指す。上に行くほど細くなる四角柱(正確には四角錐台)の頂部が、より急傾斜の四角錐となって終わる、一枚岩から切り出された縦長の石柱記念碑のことである。

カ行

カドゥケウスの杖 カドゥケウスの つえ
 欧米で、デザイン化されたマークが、しばしば医院や医師のシンボルとして用いられている。元は古代の神話アイテムに遡る。
(「カドゥケウス『の杖』」とは、便宜的な呼称。本来は「カドゥケウス」が特定の形状の杖の呼称)
上エジプトの白冠 かみエジプトの しろかんむり
 古代エジプト?の伝統で、上エジプトの支配者の被り物とされた冠を指す。現在の研究者の呼称。
グイマーのステップ・ピラミッド
 アフリカ大陸の西近海で北大西洋に浮かぶスペイン領?カナリアス諸島(カナリア諸島)に遺る遺構群。諸島内のテネリフェ島?に位置。
 比較的簡素な作りだが、メソ・アメリカ?の古代文明で建造された多段式祭壇に、外形が極めて類似したステップ・ピラミッドが複数、遺っている。現存するものは6基だが、残念なことに、往時の形状はとどめていなかった。1基のみ、全体が推定復元されている。1991年の再調査で、この遺構が意図的な建造物だったことが解明された。しかし、かえって遺構の建造者、建造経緯などが謎として提出された型になっている。2006年現在、この謎について定説は、専門的な研究者の間でも成り立っていない。
 現在までの歴史整理では、遺跡自体が場違いなものとしか言えない。遺跡自体がオーパーツと言える事例の1つになっている。
 1998年以降、遺構群の周辺は、65,000平方mを敷地にした自然保護公園とされている。
黒のオベリスク くろのオベリスク(シャルマネセル3世の黒色オベリスク)
 19世紀に、ニムルドの遺跡(カルフの遺跡)で発掘された、古代アッシリア?遺物。 「 シャルマネセル3世の黒色オベリスク」とも。
 U.K.(連合王国)ブリティッシュ・ミュージアム(大英博物館)収蔵。
クロマニョン人 クロマニョンじん
 現生人類?に連なる化石人類の1種(「クロマニヨン人」とも)。「ホモ・サピエンス?に属した人種集団?の1つ」という意味で、「クロマニョン人種」と総称されることもある。
 およそ4万年前から1万年前頃にかけて、後期旧石器文化に属す生活を営み、地域によっては中石器文化も形成した。
 現在では、クロマニョン人の生活圏が、中東方面から、近東を経てヨーロッパの各地に広がっていたことが確認されている。また、北アフリカでも、クロマニョンの化石遺骨は確認されている。さらに、クロマニョンの集団が、北アメリカオーストラリアにも移動したことも知られている。
 しかし、「クロマニョン人」は、しばしば「現生人類に連なる最初のヨーロッパ居住者」との含意で用いられることが多い。これは、初期の化石人類研究で、ヨーロッパ(特に西ヨーロッパ)の旧石器文化とクロマニョン人の発掘調査が多数なされた関係。

サ行

下エジプトの赤冠 しもエジプトの あかかんむり
 古代エジプト研究で「赤冠」と呼ばれるのは、伝統的に下エジプトの支配者の被り物とされた冠。
シャバカ石 シャバカせき
 古代エジプト?の新王国時代?末期に、ファラオ?だったシャバカの命で作製された石碑。主要部分のみが遺っている。
シュメール王名表 シュメールおうめいひょう
 シュメール・アッカド地方?で有力だった諸王朝の、王朝ごとの王統記録が編纂された楔型文字文書、及び、この類の文書複数の異同を現代の研究者が校訂したテキストを意味する。
スコルピオンのメイス・ヘッド
 19世紀末にエジプト=アラブ共和国南部にあるヒエラコンポリスの遺跡から出土した考古遺物で、非実用的な、儀式用武具の頭部。古代エジプト?の先王朝時代?に作製されたと推測されている。
 現在は、U.K.(連合王国)のオックスフォード市?に位置する、アシュモリアン博物館?に収蔵。

タ行

ナ行

ナルメルの化粧パレット ナルメルの けしょうパレット
 19世紀末に、エジプト=アラブ共和国南部にあるヒエラコンポリスの遺跡から出土した考古遺物。呪術的な意味合いも持った化粧道具で、化粧用顔料を磨り潰すのに使われた、と目されている。カイロ?のエジプト博物館?収蔵。
ナルメルのメイス・ヘッド
 19世紀末にエジプト=アラブ共和国南部にあるヒエラコンポリスの遺跡から出土した考古遺物。非実用的な、儀式用武具の頭部で、古代エジプト?の先王朝時代?末に作製されたものと見られている。
(日本語では、「ナルメル王のメイス・ヘッド」と記されることがある)
ニネヴェの図書館 ニネヴェの としょかん
アッシュル・バニパル文庫
ネアンデルタール人 ネアンデルタールじん
 化石人類の1種で、およそ20万年ほど前から、およそ3万5千年前まで生存していた、とされることが多い。
 大きく「前期ネアンデルタール」と「後期ネアンデルタール」とに大別される。後期ネアンデルタールは、普通、10万年前頃から、3万5千年前頃にかけて、生存していた、とされている。現生人類?とは近縁で、古くは直系の祖と考えられていた時期もある。この時期には「旧人」とも呼ばれた。
 「ネアンデルタール(Neandertal)」が略名で、学名は「ホモ・ネアンデルターレンシス(Homo neanderthalensis)」。「ホモ・ネアンデルターレンシス」は、初期から後期までのネアンデルタール系人類を包括して指し、総称のように用いられることが、少なくない。
ネフシュタン
 「ネフシュタン」又は「ネフスタン」は、『ユダヤ教聖典?』に見られる「青銅の蛇」のこと。モーゼ?が、創造神の言葉に従って作ったことが、記されている。

ハ行

パレルモ石 パレルモせき
 古代エジプト?の、古王国時代?に作られた、と考えられている石碑。
ヒエラコンポリスの黄金隼頭像 ヒエラコンポリスの おうごん はやぶさとうぞう
 19世紀末にエジプト=アラブ共和国南部にあるヒエラコンポリスの遺跡から出土した考古遺物。ヒエラコンポリスの祭神だった、ホルス神を形象った物と目される。
 古代エジプト?の古王国時代?末に作製されたものと見られている。現在は、エジプト首都のカイロ?に位置する、エジプト博物館?に収蔵。
ファラオの2重冠 ファラオのにじゅうかんむり
 古代エジプト研究で「ファラオの2重冠」呼ばれるのは、古代エジプトのスタンダード?で、上下エジプトの統一支配者であるファラオ?だけが被ることを許された特別の冠を意味する。単に「2重冠」とも。
プスケント
ファラオの2重冠
ベニンの青銅遺物 ベニンの せいどう いぶつ
 「ベニンの青銅遺物(Benin Bronzes)」は、15世紀後半から19世紀末まで、西アフリカの一画で栄えたベニン王国?の宮廷で伝承されていた、一群の青銅製工芸品の通称。
 19世紀末に、U.K.(連合王国)海軍が、連合王国外交官殺害に対する報復として、ベニン王都に武力攻撃をおこなった。この攻撃で王国は壊滅。戦利品とされた様々な物品に含まれていた王宮コレクションが「ベニンの青銅遺物」と呼ばれるようになった。
 その後、かつてのベニン王国の領域も領土に含むナイジェリアの当局が、ブリティッシュ・ミュージアムに青銅遺物の「返還」を要求。ミュージアム側は、「正当な理由があっての戦争の(当時のスタンダードでは当然の)戦利品である」としている。しかし、1950年代と1970年代とに返還ではなく、一部を「売却」した。そして2002年3月にも30点を「売却」した。
 ナイジェリア側でブリティッシュ・ミュージアム収蔵分すべての「返還」を求める市民運動が組織されている。「返還」の交渉は、過去にも度々、ミュージアムに申し入れられていた。これまでの「売却」は、実際問題は、こうした申し入れに応じたもの、と目されている。
ホモ・ネアンデルターレンシス
ネアンデルタール人

マ行

ミトラ冠 ミトラかんむり
 キリスト教会の上位聖職者が儀式の際に被る縁無しの冠として知られる。司教冠とも。別称で「マイター(miter)」とも。
 新教諸派では、一部の例外を除いてあまり用いられない。
ムラデッチの化石人 ムラデッチのかせきじん
 「ムラデッチの化石人」は、現チェコ領に位置するムラデッチ遺跡?から出土した人骨化石から推定された、石器人の仮称。人類系統上の位置づけに議論が多い。現状では、あえて「仮称」とみなした方が無難だろう。
 2000年頃までは、「ヨーロッパで確認された最古の人類化石」と評価されていた。その後、このタイトルは、ルーマニアから発掘された頭骨化石断片に譲られた。
 ルーマニアの頭骨断片は、炭素同位体年代測定で、3万5千年ほど前のもの、と伝えられている。一方、ムラデッチの人骨遺骨で現在まで残っている唯一のものは、2005年に炭素同位体年代測定法で再鑑定され、3万1千年ほど前のもの、との鑑定結果を得た。
モラヴァニイのヴィーナス
 「石器時代のヴィーナス?」と総称される、地母神と思われる像の1種。
 現在のスロヴァキア領?西部にて、バーフ川?沿いの山間渓谷に位置するピエシチャニ?近傍の村、モラヴァニイ・ナド・ヴォホム(Moravany nad Váhom)付近で出土した。

ヤ行

ラ行

A〜Z

UFO ユーフォー,ユー・エフ・オー
 一般にはよく、「空飛ぶ円盤(Flying Saucer)」の略称として用いられ、しばしば、「地球外知性体の乗り物だ」などと噂される。
 “Unidentified Flying Object”(または“Unknown Flying Object”)という航空用語の略語。「レーダー等で捕捉され、所属等の正体確認前の飛行物体」全般を指す。